「言霊」、いや、「文字霊」というのでしょうか・・・そんなパワーが感じられる文字たちに出会うことができました。
きょうお会いしたのは、「デザイン書道家」大橋アキラさん!
高校卒業後7年間営業マンとして働いていた大橋さんは、25歳のときに会社を辞め、デザインの専門学校に通い始めました。
「モノを売るよりも作る仕事をやってみたい」という思いから、大橋さん曰く「背水の陣」だったそうです。専門学校でデザインを学んだ後、商品のパッケージなどを作るデザイン会社に就職。18年前に独立しました。
さぞかし「書道」が得意だったのかと思いきや、経験は小学校時代の「習字」のみ。
そんななか、就職したデザイン会社の初めての仕事が「筆文字を使ったデザイン」だったことから、必死になって文字を練習したことをきっかけにこの道1本で進むことに。
夜中に何百枚も作品を書くという大橋さんは、デザイナーはデザインを「選ぶ力」が必要だと言います。書きためた何百枚もの作品を捨て、1枚を選びとる作業。これが一番大事だと話していました。お陰で「部屋を散らかすのも得意だけれど片付けるのも得意」になったとか。
大橋さんの事務所に飾ってあった「再成」という作品が目にとまりました。この創作文字には、「再び生まれる=再生」ではなく、「再び成しとげる=再成」という意味が込められているそうです。
会社務めのあと、25歳という年齢で新しい道に飛び込んだ大橋さんは、『「こうであればよかった」ということは人生になく、いつでも「再び」スタートさせて何かを「成し遂げる」ことができると思う』と力強く語ってくださいました。
大橋さんの作品はHPでも見ることができます。無料で使える素材もありますよ!
また今月いっぱいは、宮城野区榴ヶ岡にあるレストラン「オリーブの風」でも、大橋さんの作品を見ることができます!
その文字に込められた思いを、しかと感じ取ってみてくださいね。
デザイン書道家 大橋アキラさん
(HP)
http://u-jin.net/