ふしぎのトビラ

2007年12月8日(土)放送 〔第21回〕
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石がおイモを甘くする?!

電子レンジでふかしてもおいしいけれど、焼きいも屋さんが売っている石焼きいもは、なぜかもっと甘くてほくほくに感じます。サツマイモの甘さは麦芽糖という糖分(とうぶん)、それを作るために必要なのがアミラーゼという成分。このアミラーゼは70度になった時に一番よく働くので、ゆっくり70度をとおりすぎるように焼けばいいはず。焼きいも屋さんの車にのせてある釜(かま)の中をのぞくと、石がしきつめられています。この“石”がポイント。

そこで、石と鉄を熱してくらべる実験。鉄ほ方は表面が熱い。逆に石はほんのり暖かいが、中からゆっくり熱が放出されています。つまり、鉄の上で焼くとサツマイモとくっついている部分だけが熱くなり、こげてしまう。石は熱を放出する性質をもっているので、遠くまで熱が届いてじっくりと焼けます。これが、おいしい石焼きいものひみつだったのです。電子レンジでもおいしくふかせるふしぎのワザ!「解凍モード」にセットして17〜19分調理してみて下さい。いつもよりおいしい焼きいもができますよ。※注 サツマイモの大きさや機種のちがいにより若干の調整が必要です
聞こえた!コウモリの超音波

聞こえた!コウモリの超音波
音のふしぎ 太鼓の音はどこまで届くの?

秋田県にはギネスブックにも登録されている世界一の大太鼓(おおたいこ※直径3.8メートル)があります。しかも、この太鼓の音は1キロメートル以上離れていても聞こえるのです。では、音はどうやって聞こえるの?太鼓をたたくと、太鼓の皮がふるえます。前にろうそくをおいてたたくと・・・火が消えました!ふるえ(振動)が空気に伝わっているのがわかります。学校でもならった「糸電話」。紙コップにむかって小さな声でしゃべると“糸”がふるえを伝えて、さらに相手の紙コップの中の空気に伝わってよく聞こえます。糸を指でつまむと、ふるえが止まるので聞こえなくなりますね。

つまり、音は空気にふるえ(振動)が伝わって聞こえているということになります。 ※音は、空気のない所では聞こえないのです。 そして、音にはもうひとつの特ちょうが!音が伝わるとき、高い音よりも低い音のほうが色々なものにぶつかりにくいので、遠くまで届きます。だから、おまつりの太鼓のような音は遠くまで聞こえてくるんですね。 スタジオでは、佐藤先生が光でも振動が伝わって音が聞こえるという実験を見せてくれました。
ゴミの山は宝の山?!

ゴミの山は宝の山?!


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