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 バラの剪定に挑戦！
早坂ひろみ先生と、泉区将藍に「出張ガーデン」です。
バラ大好きの素敵な奥様・井上さんからご依頼がありました。バラの剪定方法が分からず、自分で切るに切れないとか。
お任せ下さい！バシバシ切っちゃいますよ〜って井上さん、先生、心配しないで下さい……。
井上さんのお庭は、暖かくなると自慢のイングリッシュローズがそこかしこに咲き誇る素敵な空間。
一見して、お手入れもきちんとされている様子です。
しかし、早坂先生に言わせると「丹精込めて育てた方は、思い切って切れないんですね」との事。
まだまだ剪定すべき箇所は山ほどあるみたいです。
バラは品種によって剪定方法が違います。
今回は、井上さんのお宅に多いイングリッシュローズの剪定です。
他の品種については、いずれまたこのコーナーでご紹介する機会があると思いますので、あしからず。
ところで皆さん、バラの剪定にどんなハサミをお使いですか？
実は通常の剪定ハサミでは断面が潰れてしまい、バラが枯れやすくなるそうです。片方だけに刃がついた、専用の物を使いましょう！
バラの枝は、外側と内側に芽が付きます。
このうち、外芽を残して切るようにして下さい。
内側の枝を伸ばしてしまうと、混み合って見た目も風通しも悪くなっちゃうんですね。
外芽の上を1cm以上あけて、断面を斜めに切ります。
ココがまっすぐだと、切り口に水がたまって寒さにやられてしまうのです。
井上さんは、オベリスクにもバラをからめていました。
しかし、どうも上へ上へと蔓を伸ばしてしまっていたようです。
コレでは、花芽の数があまり付きません。
平仮名の「つ」の字を描くように、横方向に渦巻き状に巻いて下さい。
また、バラは原種に近い「野イバラ」に接ぎ木して栽培が行なわれています。
地植えでも鉢植えでも、根元の接ぎ口を地面から出るように植えて下さい。
でないと、野イバラそのものが、育てたい品種を押しのけて生長してしまう事があるのだとか。
「あれ？こんなバラ植えた覚えないけど」という花が出て来たアナタは、このポイントを参考にして下さい。
井上さん宅のバラは、すでにあまり切る所がないようで、実は結構剪定の余地がありました。
ゴッソリ切り取った枝は、相当な量。
でも、今回のような工夫を経て花の数が1.5倍には増えるそうです。
県内でバラの剪定に相応しい時期は、2月下旬〜3月上旬。
皆さんも、ぜひどうぞ。
井上さん、今年の花が楽しみですね。
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