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冬に球根を咲かそう!
秋が徐々に色を整える今日この頃。
今回のガーデンは、これからの時期に植えると良い球根植物について、ウラ技もまじえて早坂ひろみ先生に教えて頂きましょう……と、その前に、皆さんに大変ご心配をおかけしておりましたウォッチン畑のスイカが、何と収穫できそうなんです。
縞模様のない「黒玉スイカ」は、高級品種としても知られているんですよ!
遅ればせながらいくつか実ができて来たので、一番大きい物を切ってみました。
いやぁ……ドキドキしました!
まだちょっと早いみたいですけど、ちゃんと中は赤く染まっていて、甘さもありましたから。
夏はとっくに終わりましたが、今からスイカを食べて、涼しかった今年の夏を振り返るもまた良し……でしょうか?
さて、球根ですね。
ふつう球根は、寒い冬を経験して春を迎えて初めて花をつける物です。それを冬に咲かせる裏ワザって、先生いったいどんな事をするんですか?
「球根を冷蔵庫に入れて、冬を疑似体験させてしまうのです」
何と!無理矢理な気もしますが、こうする事で球根の発芽スイッチが入るんだそうです。
球根を紙袋に入れて、チルドルームに置く事2ヵ月。
これでひと冬を過ごしたと勘違いした球根が、芽を出すというわけですね。
早坂先生オススメの球根をいくつかご紹介いただきました。
庭に植えるならスイセンなどは、品種も様々あって楽しいみたいです。
水耕栽培ならヒヤシンスやムスカリもGOOD!
先生持参のコルチカムなどは、いまちょうど見事に咲いてくれています。
球根は中身に栄養を蓄えているので、肥料などが必要なくて簡単に育てられます。
水耕栽培なら、当然土も必要ありません。
というわけで、材料はガラス瓶(もちろん花瓶でもOK)とワイヤー……これだけ。
まぁ、とは言っても僕はワイヤーが大の苦手なのですね。何だかグネグネしてて形を造りにくいですし(汗)。
太いワイヤーを渦巻き型に巻いたら、今度は細いワイヤーで瓶口に引っ掛けるフックの部分を作成。
球根が瓶の中に落ちてしまわないよう、ワイヤーで作った台に据え付けて置けば完成。
僕は相も変わらず、ワイヤーの作業に大苦戦でしたが。
あとは冷蔵庫で2ヵ月冷やした球根の、底が浸るぐらい水を注いで下さい。
根が生えてきたら、先端が水に触れる程度に徐々に水位を下げて行きます。
これで春を待たずに可愛い花が咲いてくれるはずです!
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