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出張ガーデン 〜セレブのお宅で畑再生プロジェクト〜
今回は早坂ひろみ先生と、出張ガーデンに行ってまいりました。
青葉区旭ヶ丘でキレイな花に囲まれて暮らす依頼人は、結城奈実さん。料理の腕前はプロ級という奥様なんです。
結城さん自慢の庭は、テニスコートがすっぽり入ってしまうぐらい広々としていて、かつ手入れがしっかり行き届いています。
庭師の方も入っているのでしょうが、なかなかこんな立派な庭にお目にかかる機会はございません!
結城さんのリクエストは、義理の父上から受け継いだ畑を放置してしまっているので再生して欲しい……との内容でした。
庭の奥の方に案内して頂きます。
結城さんが父上から引き継いだという畑は、フェンスに囲まれた畳3枚ほどのスペース。
荒れた様子はありませんが、一面に黄緑色のコケが生えています。
早坂先生いわく、コケがある土は酸性なのだとか。
このままでは植物が育つにはちょいと厳しいという事で、土作りから行なう事になりました。
肥料と炭をまき、土壌改良です。
ココで強力な助っ人登場!ヤンマーのQT10e。
何とコレ、バッテリーで動くエコなミニ耕運機なんです。
しっかり活躍してもらいますよ!!
結城さんも手軽な操作性に感激の様子。あっという間に、畑の土を耕す事が出来ました。
次に、畝を3本作ります。 早坂先生、畑にはジャガイモとハーブを植える予定。 料理上手の結城さんも、収穫が楽しみになる野菜達ですね。
畝を黒いビニールで覆い、マルチング。早く育つように地表の温度を上げてやるのです。
それにしても、ジャガイモには色々な種類がある事に驚き!
インカのめざめやノーザンルビーなどは名前を聞いた事がありましたが、チェルシーとかシンシアといった品種は初めてでした。
色や味わいまでバリエーションが豊富だから、組み合わせて植えるのも楽しいんですね。
種イモは、芽の数が均等になるように斜めに切りましょう。
切り口を乾かしてから植えるのがオススメですが、時間がない時はこのように灰をまぶすだけで種イモが腐らないんだそうです。
小〜さな種のレタス。
1つの穴につき10粒ほど蒔いて行きます。
葉野菜は僕が担当したのですが、何だか吹けば飛んでしまうような細かい種なので、ドドッと入ってしまった穴もあったような……。収穫が楽しみ(心配)です。
趣味の料理に使えるように……と、ハーブもあれこれ取り揃えました。
さらに、結城さんが大好きだという畑ワサビも用意。
地面から上の部分を切って食べると美味しいという事で、ハーブやワサビは畑の周りを取り囲むように植えました。
そうそう、畑を取り囲む錆びたフェンスも白く刷毛で塗りまして、コレだけでグッと雰囲気が出るものですね。
作業は以上です。
広い庭の片隅で長年放置されていた結城さんの家の畑。この春 再び命が吹き込まれました。 先代もきっと、天国で喜んでおられる事でしょう!
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