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観葉植物の手入れあれこれ
今回は、皆さんからもよくご質問を頂く、観葉植物のお手入れ全般をご紹介いたします。参考になさってください。
用意した鉢は「ドラセナ・サンデリアーナ」。 数多くあるドラセナの仲間でも、その凛とした美しさが人気の主力品種です。
ところで園芸店で鉢を買うと、下に受け皿が付いて来る事がありますよね。 言うまでもなく水やりのあと水が抜けるようにと鉢底に穴が空いていて、こぼさず水を受けるための皿なのですが、コレが申し訳ないけどあんまりオシャレではない。
ならばいっその事、穴の空いていない鉢に植え替えてしまおう!というのが最初の作業です。
用意したのは何と、ゴミ箱!
底に穴の空いていない鉢を探すよりは、色々とオシャレなデザインの物もあるし……ってな事でディレクターが見つけて来たのですが、この発想に早坂ひろみ先生も脱帽のようです(笑)。
ちなみに、植え替える新しい鉢(今回はゴミ箱ですが……)は、コレまでの物より1〜2まわり大きなものを選ぶようにして下さい。今後の株の成長を考えての事です。
さて、早坂ひろみ先生オススメの土は「セラミス」。
ドイツで開発された園芸用の焼き土で、清潔なうえに保水力が高く、しかも元々が土であるだけに様々な植物と相性が良いのであります。
コレを3分の1ほど入れてから、観葉植物を植え替えます。
根崩しなどをする必要はありません。そのままドサッと株を入れちゃって下さい!
あとは残りのセラミスを注ぐだけ。簡単に、植え替え完了です。
どうしても受け皿のある鉢を使いたいという方は、上に砂利を敷くなどして保水性を高める工夫をして下さい。
砂利を敷く事で他にも、重さで根が着きやすいというメリットもあるそうですよ。
ただし、特に冬場は受け皿に水を残さないようにして下さい。根腐れの原因ともなってしまいます。
ココまで土の保水力についてあれこれ書いて来たのも、実は観葉植物の水やりについてお悩みの声がとても多いからなんです。
タイミングも量も、皆さん疑問に感じている……と早坂先生。土の保水力を高めたのは、頻繁に水やりをしなくて済むようにとの工夫です。
観葉植物は「葉っぱが少〜しダレて来たかな?」というところが水やりのタイミングだそうです。
この時期ですと、1週間から10日あるいはそれ以上の間隔があっても良いかも、との事。
メリハリが大事です。与える時は、たっぷり与えるようにしましょう。
なお観葉植物が生い茂って来たら、適当なところで剪定してしまえばOK。
切り取った茎は、下の部分をしばらく湿ったミズゴケでくるんで土に挿しておけば、そこからまた成長が始まります。
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