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クリスマスローズ愛好家のお宅訪問!
クリスマスローズをご存知でしょうか?この時期に花を咲かせるキンポウゲ科の多年草で、愛好家も多い植物です。
今回はこの、クリスマスローズについて実地でお勉強しちゃいましょう!
花のように見える部分が、実は「がく」だったりと、不思議なクリスマスローズ。
若林区の「超!愛好家」という方からお便りをいただきましたので、早坂ひろみ先生と久々の出張ガーデンです。
訪ねたのは、木皿千賀子さんのお宅。
何と、29坪のビニールハウスでクリスマスローズを主体に、数えきれないぐらいの鉢を育てているのでした。選ぶのは難しいと思いますが、無理を言っていくつかお気に入りの物を選んで頂きました。
@糸ピコティ
白い花びらの縁に紫の細い縁取りがあります。
本来、クリスマスローズはシングルの物が多いのですが、コレは立派な八重咲き。見事です。
Aフェチダス
コレは原種です。地植えにしてあります。
早坂先生も持っているそうですが、ココまでよく成長しているのは初めて見た……との事。たしかにつぼみもたくさん付いていて、状態は完璧のようです!
Bリグリクス
クリスマスローズは香りがほとんどない花なのだそうですが、コレはスパイシーな香りがほのかに漂う珍しい品種。早坂先生、香りがする物も初めてお目にかかったのだとか。
さらに木皿さん、何とクリスマスローズを種からも育てていました。花が咲くまで4、5年かかるうえ、本当に繊細な技術が求められるのだそうです。
そしてあれこれ交配を試しては、新しい品種を作り出しているのです。ほとんどセミプロ!研究に余念がありません。
しかもコレだけの数の鉢があっても、1日中ハウスの中にいて作業したりするそうで、きちんと面倒を見ているのがスゴい。
木皿さんいわく、クリスマスローズの魅力は少し下を向いて咲く健気な所。
派手さはないけれど、古き良き日本の女性のような上品さを感じるのだそうです。
早坂先生も木皿さんの熱心さに大いに触発されたようで、2人して受粉やら交配やら、難しい話が始まってしまいました。
専門的すぎます!愛好家が1人増えたようです(笑)。
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