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マンションの玄関周りをオシャレに!
ようこそウォッチンガーデン!
今回は早坂先生と出張ガーデンに出かけて来ました。
仙台市内のとあるマンションです。
今回の依頼人は星真由美さん。ガーデニング歴2年という奥様です。
星さんはトールペイントが趣味だそうで、玄関の中は手作りの作品でとてもキレイに飾り付けてあるのですが、肝心の外から見える玄関前はちょっと寂しい感じ。
聞けば、どんな花を植えても植えても枯れてしまうそうで……。
日当たりが悪いから仕方ないのでしょうか?
2週間でダメにしちゃうそうです。
助けを求めて出かけたのは、泉区南中山にある早坂ひろみ先生のお店。
ガーデニング用品やオシャレな雑貨などを扱う「LaCle」です。
お店には先生とともに、コチラで働くトールペイントの相良徳子先生が作業中。
鉢をご自分のペイントで色付けしていました。
後ほど「相良マジック」で、存分に活躍して頂きましょう。
さて。早坂先生によると、マンションの玄関など日当たりの良くない所では葉物が明るさを演出してくれるとの事です。
さっそく葉物を中心に、日陰でも丈夫に育つ植物を選んで行きます。
ラミュウムは、可愛らしいシルバーリーフ。
ヒューケラも日陰に強い植物です。
葉っぱの裏側の紫色が、寄せ植え全体を明るく見せてくれますよ。
さらに小さな白い花「ナイトフロックス」。
日影に強いどころか、何と夜に花を咲かせるというから驚きです!
植物がそろったら、今度は雑貨選びです。
早坂先生がまず手に取ったのは、小さな可愛いガラス瓶。
マットな物に比べて光を集めてくれるので、日当たりの悪い所にはオススメです。
形や色の種類も豊富で、一輪挿しなどにも使えます。
置く数を奇数にするなど左右非対称を心がけると、よりナチュラルに仕上がりますよ。
ではいよいよ、寄せ植えスタートです。
最初はミズゴケを敷く作業から。
トールペイントが趣味の星さん自作の額縁ガーデンは、コレで土を入れても底が汚れず、保水力もアップ!
ミズゴケは効果的に使うようにしましょう。
花はよく根崩しし、また葉物はいくつかに株分けするのがポイントです。
特に、葉っぱが入り混じるように植え付ければ立体感が増しますよ。
続いては、トールペイント。
相良徳子先生に加わって頂き、アクリル絵具を塗る作業です。
玄関周りに立て掛けるウッドフェンスは、星さんの好きな緑色をベースにしつつ、シャビーな雰囲気に汚しをかけて行きます。
アクリル絵の具は雨で落ちにくく、しかも自然に風化して行くから、ガーデニングに適した画材なんですね。
実は星さん、相良先生のトールペイント教室の生徒さん!
というわけで、お手並み拝見と行きましょう。
ササッと色を塗って行くその腕前は、さすがに得意分野のようです。
色を塗った木材を組み上げる際は、慎重にサイズを合わせて。 基準となる板を左右に挟めば、ズレを最小限に抑える事が可能です。
ウッドフェンスとイスが完成したら、さぁ現場の星さん宅玄関に戻りますよ!
……意気揚々と引き揚げて来た我々ですが、カラカラの植物達に早坂先生も絶句。「過去最強の依頼人」とお墨付き(汗)を与えていました。
星さんは土が乾いたところでお猪口1〜2杯の水しか与えていなかったようです。
愕然。それでは全然足りません!2週間で枯らしてしまうのも納得です。
試しにバケツに水を張って土ごと入れてみると……
泡がブクブク出て来ます。
この泡の分だけ、老廃物がガスとして溜まっていたのです。
植物には乾いたら水をやる。基本です!
応急処置を終えたら、椅子やウッドフェンスを設置。
ぴったりハマってホッと胸をなで下ろします。
このフェンス、棚を据え付けて物を置く事も出来る優れモノなのです。
出来上がりは、これまた過去最強にオシャレになった感じがします。
星さん、今度は植物達を枯らさず可愛がってあげてくださいね。
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