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コニファーを何とかしたい!
庭に「コニファー」を植えているという方は、案外多いのではないかと思います。
たしかにオシャレな感じがしますし、ついつい選んでしまったという経験も、あるのではないでしょうか?
しかし、このコニファー。育て方を誤ると大変な事になってしまうんですねぇ。
TBC構内、我らがウォッチンガーデンのコニファーもいつの間にか風に吹かれて傾いたままグングン背が伸びてしまい、人の背丈を遥かに超えるほどに……。
実はコレ、今を遡ること4年前ほど前に、当時のガーデン担当者であった元TBCアナウンサーの大徳絵里さんが「シンボルツリーを植えたい!」というたっての希望で選んで来たものだったんですね。
早坂ひろみ先生も、抱えて持ち運べるほどの大きさだったのに(^_^;)。
今のままでは危険と判断し、かわいそうとは思いつつ伐採する事にしました。ちゃんと大徳さんの許可も取っておきましたからね(笑)。
……がしかし、根元にのこぎりを入れてもなかなか刃が立ちません!
4年間で成長したコニファーは、畑仕事で来てくれていたJA仙台青年部の大江さんが助っ人に入ってくれて、10分ほどでようやく切り倒す事ができました。
いや〜重労働でした!!
ところで、ウォッチンガーデンには鉢植えのコニファーもありました。
コレもほったらかし(←こういうのが多くてスミマセン)で、ヒョロヒョロの寂しい状態。
何とか元気に、かつカッコ良くリフレッシュできない物かと、早坂先生にコツを教えて頂きました。
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コニファーは枝の元から剪定すると、そこからは芽吹かなくなります。この習性を利用して、成長を遅らせる=コントロールしたり、トピアリーのように形を整える事もできます。 |
| A | ナイフなどで土をグサグサ刺して、根にダメージを与えましょう!「何でそんな事するの!?」と思われるかもしれませんが、実はコレ、空気を送り込みつつ、やはり成長を遅らせる効果があるのですね。まさしく外科手術といったところでしょうか。 |
こうした作業の後、早坂先生は「野菜や花を加えて、寄せ植えにしてしまおう」と提案してくれました。
パセリ・イベリス・ビデンスといった植物をコニファーの足元に新たに植え付けます。
野菜は根崩しせず、花は根崩しをしながら、慎重に作業……。
最後に、軽石よりさらに軽い「十和田砂」と呼ばれる白い砂をマルチング代わりに敷いたら、寄せ植えは完成です!
以上のような手順で、コニファーを末永く自分のペースで楽しんでみて下さい。
なお、これら外科手術の後のコニファーは、人間で言えば「病み上がり」の状態です。
2〜3日は日陰に置いて太陽光を避け、養生させてあげて下さい。
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