|
何とかしてくれマチス!
今回は出張ガーデン!
泉区みずほ台にお住まいのM.N.モンママさんこと門間いずみさんのお宅にお邪魔しました。
普段から、大好きな庭いじりに精を出しているのですが、大事に育てていたクレマチスが柿の木にからまってしまいました。何とかしてほしい……というリクエストです。
実は柿の木は7年前、門間さんの下のお子さんが生まれた時に実家のお父さんがくれた記念樹。
つるの絡まり方がたいへん厄介な状況です。
早坂ひろみせんせいも、作業にあまり自信がないという事で、たまらず助っ人に登場して頂きました。
クレマチス博士の角張哲也さん。出張ガーデンは2度目のご出演です。
角張さんは、石巻市内でクレマチスを手掛ける生産者。大好きなクレマチスを愛情込めて育てています。
200ほどあるコレクションのうち、製品化できたのはわずかに10の品種だけ。
それも出荷まで3年はかかるという、奥深さに魅せられているそうです。
そんな角張さんいわく、クレマチスは植え替えがオススメできないとの事ですが、早坂先生の意見もあり、思い切って大胆オペを実施する事になりました。
まずは柿の木にからまったつるを、慎重にほどいて行きます。
しかし、クレマチスの新芽にいきなり問題が発覚!
何と門間さん、クレマチスの新芽を切ってしまっていました。
節の部分によく見ると、小さな芽がついていたのです。
植え替えの影響も考えるとこの春の花は少なくなってしまいそうですが、気を取り直して作業を進めて行きましょう。
根っこを傷つけないように、周りから大きく掘り返します。
コレが結構な重労働でした。
ようやくクレマチスの分離に成功。植え換えの準備が整いましたよ。
根の量は減ってしまいましたが、角張さんの「生命力に懸ける」という強い言葉とともに引き続き、植え替えです。
絡まってしまいそうな木や植物などから離れた所に穴を掘ります。
根元に西日が当たらない場所が良いのだとか。
たいていの場合、庭のスペースは限られていますから、つる性の植物などは最初に植える場所を慎重に選ばないといけないのですね。
無事に植え替えを終えたら、緩効性の肥料をひと握り土に混ぜ込んで作業終了。
あとは花を咲かせたい方向へ、考えながらつるを誘引しました。
今から春が、待ち遠しいですね!
|