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土づくりの基本&植物選び
タイトル画面やBGMなどもリニューアルしてお届けする、新年度の「ウォッチンガーデン」を宜しくお願いします。
ご指導下さるのは、ウォッチンの生き字引き……何と、10年前の番組創設時から登場して下さっている、早坂ひろみ先生です。
今年度も引き続きお世話になります!
さて、このコーナーではコレまでも様々な植物にスポットをあててお届けして来ました。
ここらでひとつ基本に立ち返ろうという事で、4月初回のテーマは「土作りと植物選びの基本」です。
意外と知らない事が多くて、驚きの内容ですよ!
まずは植物の基本的性質から……。
「植物の成長に必要な三大要素」。コレって学校で習った事ばかりなんですけど、あらためて水、酸素、光合成がパッと出て来る方は少ないのではないかと思います。こうした性質を踏まえて、土を作って行きましょう。
ガーデニングを始めようという方が、園芸店などで最初に手に取るのが、おそらく「培養土」と呼ばれる土だと思います。
様々な銘柄が販売されていますが、実は培養土だけだと植物は「そこそこ育つ」といった程度なのだそうです。
というわけで早坂ひろみ先生は、そこに赤玉土か鹿沼土をプラスする事を勧めています。
赤玉土とは、粘土と砂がほど良く混ざった土で、リン酸の吸収が良いそうです。つまり肥料の持ちが良いのですね。
鹿沼土は、より色が薄い土です。肥料がほとんどない反面、空気を好む植物に向いているそうで、早坂先生は初心者の方にはコチラのほうをオススメしています。
つまり、セオリーは「培養土+鹿沼土」という事ですね。
ちなみに、培養土だけですと土の寿命は1〜3か月と、とても短い(土にも寿命があるのですね)!
そこに鹿沼土や赤玉土が加わるだけで、寿命は5〜6か月に伸びます。
さらに「炭」を加えると、微生物の働きが活発になり、土の寿命はおよそ2年と、飛躍的に伸びるのです。
そんなわけで、早坂ひろみ先生の「土作りゴールドブレンド」は、こうなります。
培養土6:鹿沼土(赤玉土でも可)4:炭全体の1
お分かり頂けましたか?コレで大体の植物をカバーする事ができます。たいへん便利な組み合わせです。
実際、僕もこの黄金ブレンドで色々な植物を元気に育てています。観葉植物から家庭菜園までカバーできる気がします!
さて、続いてはそこへ植える植物です。
初心者の方は寄せ植えの際、どんな草花を組み合わせたらよいか悩むといいます。
そこで早坂先生が勧める簡単なコーディネートは、同系色によるもの。
画像をごらん下さい。例えば、ピンク×茶色、白×シルバー、黄色×黄色です。難しくありませんよね?
この他にも、高さの違う物や葉の形が違う物を組み合わせて立体感を出す……といったテクニックもあるのですが、ひとまずこの色合わせを覚えておくだけでOK!
あとはこのガーデニングのコーナーで、おいおい学んで行く事にしましょう。
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