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花壇のマンネリ 解消します!
今回は、久々の出張ガーデン。
皆さんが陥りがちな花壇のマンネリをスッキリ解消しますよ!
リクエストを下さったのは、東松島市矢本にお住まいの小田百合さん。3人のお子さんやご主人と、季節の花を楽しんで過ごしているそうです。
玄関先に2つある花壇をどうするか……毎年、頭を悩ませているという小田さん。 花の種類がマンネリになってしまっているうえ、色のコーディネートや、スペースの上手な使い方がよく分からないのだとか。
早坂先生が用意して下さったラインナップをザッとご覧頂きましょう。
ブルーサルビアやインパチェンスなど、今の季節にお手頃な価格で手に入るものを中心に選んで頂きました。
小田さんからは、出来るだけリーズナブルな植物を紹介して欲しい……というご要望もありました。
庭づくりにかかる費用は、安くて見栄えのするほど良いですもんね。
そこで、少ない株数で大きく育ってくれる宿根草を上手に利用する事にしました。
サワギキョウやラベンダーなどを使うのも、そんな期待を込めてです。
さっそく門から近いほう、ちょっと変わった形の花壇をリフォームして行きます。
リフォームとはいえ、やっぱり好きでコレまで育てて来た植物も大切に使う事に。
ムスカリの球根は花壇の縁に沿って土に戻し、スイートアリッサム、それにナスタチウムなども場所を変えて再び埋めします。
株が大きくなる植物を花壇の奥に配置して、広い範囲をカバーさせます。
お辞儀をするように手前に倒して植える事で、ボリューム感を演出しましょう。
さらに、早坂先生からプレゼント!
生産者の方に今回の話をしたところ、クレマチスの株を3つ頂く事ができました。
小田さんが前からチャレンジしたいと思っていたものの、手を出せずにいたクレマチス。
ツルではなくブッシュで成長する、珍しい「花島(はなしま)」という品種です。
やはり広い面積をカバーしてくれるため、重宝しますよね。
ところで小田さん、草花の色使いや配置にも悩みを抱えていらっしゃいました。
早坂先生いわく、花壇では陥りがちなマンネリなのだそうで、「色数は白以外に2色までが基本」との事。
どうしても園芸店に行くと、あれもこれも可愛いと買ってしまいたくなるのですが、それはオススメできないのだそうです。
今回は、小田さんの好きなピンク系やブルー系を取り入れつつ、きちんと色数を絞ったラインナップに。
服装のコーディネートを考えれば、分かりやすいですよね。
さらに花壇に植物を配置する際のポイント。
並行に並べるのではなくジグザグに植えれば、視覚的にボリューム感が得られるうえ、オシャレに見えること間違いなし!
皆さんも、お試しあれ。
すでに植えてあった小田さんお気に入りのパンジーは、花壇の外側に同系色のものを集めて植え直しました。
2歳の華音ちゃんも、お手伝いを頑張ってくれました。
生まれ変わった小田家の花壇を、ご覧下さい。
門をくぐり、玄関までのアプローチを彩るのは、可憐かつお手頃な草花の数々。
色や配置にちょっとの工夫を加えるだけで、リクエストどおり費用対効果バツグンの庭ができあがりました。
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