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フレンチなしあわせのみつけ方
 ils se mariernt et eurent beaucoup d'enfants

(R15)
「フレンチなしあわせのみつけ方」
(C)2004 Hirsh Pathe Renn Production-TF1 Films Production

■□男の幻想、女の現実、
□■男と女は永遠にすれ違い

自動車販売会社に勤めるヴァンサン(イヴァン)と不動産仲介業のガブリエル(シャルロット)は、7歳の息子との3人暮らし。他人にはしあわせに見える家族だが、夫には愛人の影も…。友人のホテルマン、ジョルジュ(アラン・シャバ)は、大の恐妻家。妻のナタリー(エマニュエル・セニエ)とは、ケンカが絶えず、いつか殺し合うのではと心配されている。同僚のフレッド(アラン・コーエン)は、恋人は日替わりのモテモテ独身。既婚の2人はうらやましくて仕方ないが、フレッドは、その行動とは裏腹に結婚を望んでいる。3組3様のしあわせを、パリのおしゃれな街並みを背景に描いた男と女の物語。意外にもしあわせはすぐ側にあるのかもしれない。
●監 督イヴァン・アタル
●出 演シャルロット・ゲンズブール、イヴァン・アタル、アラン・シャバ、エマニュエル・セニエ、アヌーク・エーメ  他
●データ2004年/フランス映画/104分
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IMPRESSIONS
映画の批評コーナー。 は3段階評価です。
ネタバレの危険がありますので、内容を知りたくない方はご注意ください。

<評>★★
■今日本は純愛ブームだそうな。乱れまくると反動でそうなる。そういったゴチャゴチャをとっくの昔に通り過ぎたフランスは本音を見せてくれる。ないものねだり、新らしものずき、現状維持。理想と現実は違う。どう折り合いをつけるかが問題。人間幾つになっても迷うもの。それにしてもシャルロットはお母さんに似てきたねえ。〔pcc〕

<評>★★★
■前作「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」から4年・・・また絵に描いたようなシャルロット&イヴァンの愛に満ち溢れた夫婦像が描かれるのか・・・高鳴る胸を押さえつつ劇場に足を運んだ。が、しかし、が、しかし!私のようにラブラブ&メロメロな前作を引きずって観にいくと今回はガツーン!とやられるぞ〜。もちろん、全部が全部、裏切られる訳ではないのだが・・・なんか綺麗に軽る〜くやられた感じだ。結婚生活の楽しさと悲しさ・・・夫婦とは?愛人がいる事を決して追求しない妻・・・修羅場と思われるケンカのシーンも何故か子猫がじゃれあっているかのように微笑ましくなってしまう・・・それがフレンチマジック!夫にとって都合のいい耐えるだけの妻の唯一の楽しみは、レコードショップで偶然隣り同士になったセクシーな男性との甘い幻想・・・今作で誰しもが驚かせられるのが、この男性役のカメオ出演!ハリウッド大物俳優のシークレット出演に私も思わず身を乗り出し・・・シャルロットと同じく、わずかな時間、私生活を忘れさせてもらいました(笑)シャルロット&イヴァン夫婦の実生活とは違う?と2人とも今作のストーリーを否定しているが、劇中の息子役も実の息子を出演させている所も見所のひとつになっている!結婚目前のカップルには、あまりお勧め出来ない!と言いたい所だが・・・イヤイヤ、あえて観たほうが良いのかも・・・と結婚生活10年目の編集長は心を鬼にしてお勧めします!「幸福な結婚生活は人生最大の難事業!」なのだ・・・〔シネマタイムズ編集長 菅原美話 →シネマタイムズへ

<評>★★★
■「フレンチな」は「しあわせ」にかかるのか「みつけ方」にかかるのか?ちょっと謎。いちおう深刻なテーマを、フレンチにおしゃれな軽妙さで包み、皮肉も利かせて描いています。人生ってまぁそんなものなのかもね、ふふん、いいんじゃないそれで。なんて気分に…なるかも。★が3つなのは、息子役の男の子がものすごく可愛いかったのと、カメオ出演で○ョ○○・○ッ○が出ていたから♪♪彼が出るだけでスクリーンが一瞬にして引き締まります。ファンは必見です!!ファンは。〔mb〕

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