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待合室 Notebook of Life


待合室
(C)2006「待合室」製作委員会

■□いつか必ず
□■いいことがありますから…。

山間にある寒村。過疎が進み、若者の姿はほとんどなく、冬になれば寒さが厳しく、深い雪に閉ざされる町……。そんな町に全国各地から、自転車や徒歩、ヒッチハイクなどで来た旅人が立ち寄って、駅の待合室に置かれた命のノートを開いてゆく。そこには、以前にここを訪れた旅人の心の叫びが記してあり、自らも、抱えている悩みや苦しみを書き残してゆく者も少なくはない。『何をやってもうまくいかない。生きてゆく勇気がなくなった……』『仕事につけず、放浪の旅を続けて、ロープで首を吊ろうとしたが失敗した』『会社に入社して半月。仕事に馴染めず、無断欠勤して、旅をつづけています』そうした書き込みに、励ましの返事を書き続けているのが、駅前で酒屋を経営している夏井和代だ。『どんなに辛い事があっても一生懸命に生きて下さい。いつか必ずいいことがありますから』…。
●監 督板倉真琴
●出 演富司純子、寺島しのぶ、夏井志郎、ダンカン、山本澄江、あき竹城、山本康夫  他
●データ2006年/日本映画/107分
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映画の批評コーナー。 は3段階評価です。
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<評>★★★
■上映前に監督のお話もあるということで、ワクワクしながらオープニング上映に行ってきました。その前にいのちの電話の関係者の方のお話もあり、この命のノートの重みをひしひしと感じました。人はひとりで抱え込まずに誰かに話すと少し気が軽くなるんだよ。皆に伝えたくなります。必ずいいことがあるから・・・〔kyonkyon〕

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