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NANA −ナナ− NANA −ナナ−


「NANA −ナナ−」
(C)2005 「NANA」製作委員会

■□二人は
□■夢を歩いてく。

東京にいる彼氏のもとに旅立つ小松奈々(宮埼あおい)。東京での成功を目指し上京するパンクバンドのボーカリスト・大崎ナナ(中島美嘉)。そんな二人が東京駅に向かう電車の中で偶然隣り合わせる。同い年で同じ名前ということで意気投合する二人。偶然にも引越し先の部屋で二人は再会を果たし、一緒に住むことになる。彼氏・章司(平岡祐太)との恋愛が一番大事で今どきの女の子”奈々”と過去に何かがあったかのような陰のある”ナナ”は親友となり、二人の共同生活は周囲の予想に反し、とても楽しいものになる。ナナは新たなバンドメンバー・シン(松山ケンイチ)を見つけ、馴染みのギタリスト・ノブ(成宮寛貴)やドラマー・ヤス(丸山智己)とBLACK STONES(ブラスト)としての活動を東京で再開する。一方、奈々の方は東京での彼氏との生活がぎくしゃくし始める。そんな折に、奈々にTRAPNEST(トラネス)のライブチケットが当たる。TRAPNESTは才能溢れるリーダー・タクミ(玉山鉄二)や名ギタリスト・レン(松田龍平)などのいる超人気バンド。奈々はそのライブにナナを誘うのだが、ナナは何故かトラネスのライブに行くことを渋る。そこには奈々の知らなかったナナの過去があった…。
●原 作矢沢あい
『NANA』(Cookie/集英社刊)
●監 督大谷健太郎
●出 演中島美嘉、宮埼あおい、松田龍平、成宮寛貴、平岡祐太、丸山智己、松山ケンイチ、玉山鉄二  他
●データ2005年/日本映画
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映画の批評コーナー。 は3段階評価です。
ネタバレの危険がありますので、内容を知りたくない方はご注意ください。

<評>★★
■人生の目標に向かって苦しみながらも歩みを進めること、自分らしく生きること。ティーン・エイジャーを卒業した20歳という微妙な年ごろの主人公2人が、夢と現実の間で、共に悩み、共に喜ぶ姿が印象的だ。ミュージシャン役の中島美嘉、普通の女の子役の宮崎あおい が、それぞれのキャラクターを見事に演じている。2人とも役柄を自分のものとして喜んで演じている様子が、スクリーンを通して感じられる。また、松田龍平、成宮寛貴、丸山智己がバンドメンバーという存在感のある役どころを好演。原作が描く「カルチャー」・・・音楽、ファッション、インテリアなど煌びやかな映像が魅力の1つだが、最大の見所は「カルチャー」が不案内な方でも十分に楽しめるしっかりとしたストーリー展開ではないだろうか。キャストやあらすじをご覧になって「アイドル映画?」とお感じになった方に、是非ともおすすめしたい作品だ。〔TBC佐竹〕

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