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ユナイテッド93 UNITED 93


ユナイテッド93

■□これは、
□■その4機目の物語である。

2001年9月11日――
午前8時42分、ニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けて、ユナイテッド93便が飛び発った。その直後、アメリカン11便がワールド・トレード・センター北棟に、続いてユナイテッド175便が南棟に激突した。その時はまだ、ユナイテッド93便の乗客乗員は、何も知らず、穏やかなフライトを続けていた。そしてテロリストが動き始めた。機内の犯人からの声に戸惑う管制官たち。アメリカン77便も、ペンタゴンに墜落。乗客たちは機内から電話で、地上にいる愛する家族と連絡をとりあった。3機の情報を聞いた乗客たちは、確信し、絶望した。自分たちも、どこかのターゲットに向かっていることを…。何もしなければ、他の旅客機のように多くの犠牲者を出す。このままでよいのか。愛する者に最後のメッセージを残して、乗客たちは、確かな結成と団結力に包まれ、行動を開始した――。
●監 督ポール・グリーングラス
●出 演コーリイ・ジョンソン、デニー・ディロン、タラ・ヒューゴ、サイモン・ポーランド、デヴィッド・ラッシュ  他
●データ2006年/アメリカ・イギリス映画/111分
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IMPRESSIONS
映画の批評コーナー。 は3段階評価です。
ネタバレの危険がありますので、内容を知りたくない方はご注意ください。

<評>★★★
■テロリスト達を敵対する者としてではなく、こちらも悲劇の一人として、ヒューマニズムのなかで冷静に捉えたところが感動した。では正義はどこにあるのか?リーダーがほんの少し実行する時期をためらうあたり、まさにそこには、一人の人間がいる。なぜ、われわれはこういう悲劇を繰り返すのだろう。それにしても、できばえのいい映画だ。〔poothth〕

<評>★★
■なぜこの映画が撮られたのか。政府や軍の不手際加減か、日常が非日常に落ちていく悲劇か、愛する人たちとの悲痛なる別れか、人々の勇気か、テロへの怒りか。ポール・グリーングラスの映画は“ボーン”シリーズしか観ていないが、そこで見せた力量は、前編を貫く語り口や終盤の展開など、この作品でも十分すぎるほど発揮され、テロリストの描き方も抑制がきいてアメリカ映画にしてはまともに思える。これが娯楽映画だったらどんなに良かったろう。太平洋戦争以来、本土を直接攻撃されたアメリカ政府は、この映画で描かれた日の翌日から戦争への道を邁進し、「911」で犠牲になった人たちの数より多くのアラブの人たちが死んだと聞く。そうした中、この映画をどう受け止めればよいのかへなちょこな私にはわからない。〔青黄緑〕

<評>★★★
■私はこの映画を観て、どの感動的映画を観たときよりも、多くの涙を流した。それは、決して美しい気持ちで感動したからではない。切なさと悲しみと、どうしようもない怒りが、心の底から込み上げたからだ。この映画を構成するほとんどは、史実だ。事件の結末を知っているからこそ、愛し合う者たちを引き裂くこの悲劇が曲げられることなく史実に至る事に私の感情が爆発した。幕が閉じたあとも、なんとも言えない脱力感にしばらく、席に身を委ねた。「愛してる」夫や親兄弟。親しい友人たちにそう伝えたくなる。そんな映画だった。〔日暮まくら〕

<評>★★★
■この飛行機の乗客の家族に取材をして 携帯の会話や本人に似ているキャラクターの俳優さんを起用するなど真実に基づいて作られたと聞いています。管制官は その時実際に交信された方が多く出演しています。最後は 涙が止まりませんでした。こんな事実があったことを大勢の人に知って欲しいと切に思いました。〔映画好き〕

<評>★★
■私の場合こんな状況に置かれたらどんな恰好をするのかなと思って観た。結論が分かっているのでさほど感動はしないが、乗客が立ち上がったとき、人間の力の大きさを思った。やはり死か生かを突きつけられたら自分は決起の方につくだろうなと想像できた。二度と起きて欲しくない事件だ。事故前のあの幸せそうな乗客の姿を思うと切ない。管制官の動きも垣間見ることが出来た。今まであのような管制官の情報は得ていなかったので今更ながら管制室の混乱を見た。〔普通の〕

<評>★★
■2001年9月11日に起きた『アメリカ同時多発テロ』。あの日の悲劇は今でも忘れられません。映画の題名でもある『ユナイテッド航空93便』はハイジャックによってテロの兵器にされた4機のうち唯一標的に届くことなくペンシルバニアの森に墜落しました。「なぜ?」「機内では何が起こっていたの?」映画は墜落の瞬間までリアルに表現されています。中でも、乗客の極限状態の中で死を意識し、受け止めなければならない現実はとても悲しすぎます。私だったらどうするんだろう・・・きっとパニックになって泣き叫ぶだけかも・・・。話が進むにつれて若干、淡々としたストーリー展開のように感じられましたが、それがより一層この映画を引き立てていたように思います。そして物語は極限状態のままクライマックスへ・・・(ネタバレになるので詳しくは言えませんが)あの悲劇から5年。たくさんの人に観て感じて欲しい1本です。〔RUCCI〕

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