ラジオドクター 健康応援団
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最近、健康で気になることはありませんか。
身近だけれどよく知らない病気、耳慣れないけれど知っておきたい病気など、宮城県内で各領域の診療に携わっている専門の医師が、わかりやすくお話しします。
原因や症状、治療法など、病気を正しく知るための情報を発信してあなたの健康を応援します。
佐々木真奈美 
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mail kenkou@1260.jp
fax 022-305-1088
ハガキ〒980-8668 TBCラジオ
「ラジオドクター健康応援団」
番組案内・放送予定
6月 高血圧症  6月1522日 脂質異常症  6月29日・7月 頭痛
7月13 夏の健康対策(水虫)  7月20 夏の健康対策(熱中症)  7月27 夏の健康対策(胃腸障害)
8月 正しい服薬  8月1017 皮膚のトラブル  8月2431 うつ病
9月 禁煙  9月1421 認知症  9月28日・10月 中高年の目の病気
10月1219 脳卒中  10月26日・11月 呼吸器疾患
11月16 糖尿病  11月2330 虚血性心疾患
虚血性心疾患病気を知って、大切な心臓を守る!
出演:一番町南診療所 院長 本田 英彦 先生
1123第1回 番組を聴く
1130第2回 番組を聴く
☆虚血とは血がない状態のことをいい、心臓の筋肉(心筋)に血液が十分に行き渡らなくなり、心筋が酸素不足に陥り、心臓に障害が起こった状態を広く虚血性心疾患と呼びます。狭心症、心筋梗塞、心臓の血管のケイレン(冠れん縮性狭心症)など、よく耳にする病気が虚血性心疾患に含まれます。冠状動脈が狭くなって、血液の流れが悪くなり、心筋が一時的に酸素不足に陥るのが狭心症、冠状動脈が完全に詰まって、心筋に完全に酸素と栄養が行かなくなってしまうのが心筋梗塞です。原因は動脈硬化、危険因子は、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病、肥満、喫煙、ストレス、過度の飲酒などです。禁煙や食生活の改善、LDL(悪玉)コレステロール値を積極的に下げる、また、適度な運動でリスクを減らしましょう。心臓病をお持ちの方の運動は、医師とよく相談の上行うようにしてください。心臓は命に直結する臓器。生活習慣の改善などで自分の心臓を守っていくのと同時に、AEDなどの人の心臓を守れるかもしれない手段も、学んでおきたいですね。

糖尿病早めの治療で恐ろしい合併症を予防
出演:東北大学病院 糖尿病代謝科 講師 今井 淳太 先生
1109第1回 番組を聴く
1116第2回 番組を聴く
☆糖尿病は血液中のブドウ糖の量(血糖値)の調節がうまく行えないために、血糖値が高い状態(高血糖)が続く病気です。おそろしいことは、ブドウ糖濃度が高い血液が全身をめぐることによって全身の血管がいたんでしまうことです。血液中の濃度(血糖値)は非常に狭い範囲で調節されています。その緻密な調節はインスリンという血糖を下げるはたらきのあるホルモンの量が調節されることによって行われていますが、そもそも日本人はインスリンを作る膵臓の細胞の働きが弱いことが知られており、糖尿病になりやすい体質をもっています。こわいことに糖尿病は初期には症状がでにくく、放っておくと気付かないうちに体中の血管がいたんで引き起こされる合併症が進んでしまいます。糖尿病のリスクとなるのは、年齢があがる、家族に糖尿病の人がいる、肥満、運動不足などです。まずは適切なカロリーのバランスの摂れた食事と運動で体重をコントロールし、糖尿病を予防しましょう。糖尿病になってしまった場合でも、合併症を起こさなければ健康な人と変わらない生活を送ることができます。糖尿病は現時点では完全に治すことは難しい病気ですので、一生をかけてうまく付き合っていく病気ととらえるべきです。

呼吸器疾患侮れない身近な肺の病気!正しい知識で早めの対応
出演:東北大学病院 総合地域医療教育支援部 准教授 奈良 正之 先生
1026第1回 番組を聴く
1102第2回 番組を聴く
☆呼吸器の症状には痰、息苦しい、胸がゼーゼーする、胸が痛むことなどがありますが、最も多い症状は咳です。風邪の場合もありますが、咳が長引く場合、他の病気に罹っている可能性もありますので、きちんと診察してもらうことをお勧めします。風邪やインフルエンザの予防にはうがいや、手洗いが効果的で、特に手洗いが重要です。爪・指の間から手首まで、こまめに洗うようにしてください。また、か風邪がなかなか治らず長引いているな、と思うようなときは、早目に病院を受診することをお勧めします。これから寒くなり、インフルエンザが流行する季節を迎えます。流行を控え、特に高齢者や呼吸器などの慢性の病気をお持ちの方は、ワクチン接種をすることをお勧めします。

脳卒中一刻も早い診断と治療が肝心!前触れ発作を知っておこう
出演:仙台東脳神経外科病院 病院長 鈴木 幹男 先生
1012第1回 番組を聴く
1019第2回 番組を聴く
☆脳卒中は、専門的には脳血管障害といい、脳の血管がつまったり破れたりして、その先の細胞に酸素や栄養が届かなくなって、脳の機能が損なわれてしまう病気の総称です。大きく分けて脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つのタイプがあります。高血圧、糖尿病、脂質代謝異常などの病気は、脳卒中の重大な危険因子です。また家族に同じ病気のある方は要注意です。生活習慣を改善して、生活習慣病にならないことが脳卒中のリスクも下げることになります。脳卒中は、発作が起きてからできるだけ早く、3時間以内に対処をして、脳のダメージを最小限にすることが、その後の経過に大きく影響します。命にかかわることであるのはもちろん、後遺症という観点からも一刻も早い治療が重要です。

中高年の目の病気老眼だけじゃない!見え方に注意して早期発見
出演:東北大学大学院医学系研究科 眼科学分野 教授 中澤 徹 先生
928第1回 番組を聴く
105第2回 番組を聴く
☆老化は目と歯から、と言われるように、目は年齢による変化を受けやすいと言われております。代表的な老化の症状としては、近くにピントが合いにくくなったり、目が乾いたり、逆に悲しくもないのに涙があふれてきたり、逆さまつ毛で、目がゴロゴロしたりするなどの症状があります。他には加齢黄斑変性や緑内障という病気があります。加齢黄斑変性は、両目で見ていると気付きにくい進行性の網膜の病気です。直線がゆがんで見えたり、見たいところが暗く見えたりします。また緑内障は視野が徐々に狭くなってしまう病気です。ほとんど自覚症状がないことが特徴で、目の検査などで発見されることが多くあります。自覚症状がはっきり出た時には、病気はかなり進行していることがあり、失明につながる可能性があります。特に中高年の方には気をつけてほしい病気です。

認知症認知症?正しい理解で適切に対処
出演:あおば脳神経外科 院長 小川 達次 先生
914第1回 番組を聴く
921第2回 番組を聴く
☆認知症とは、いったん正常に発達した知的機能が、何らかの原因で低下して、社会生活に支障をきたすようになった状態をさします。いろいろな原因で認知症になり、脳細胞が減っていくと、記憶だけではなく、いくつかの認知機能が低下してきます。今日は何月何日か・自分がどこにいるのかが、わからなくなります。言葉の理解が悪くなり、物の使い方がわからなくなります。判断力が低下して、物事を順序だてて行うことができなくなり、買い物や料理などの家事もしなくなります。これらの症状に対して、お薬やリハビリである程度治療ができるようになってきました。また、認知機能の低下に伴い、落ち着かない、気持ちが落ち込むなどの精神症状、物を盗まれたなどという妄想、徘徊などの問題行動がみられることがあります。これらは介護をする上で大きな問題となりますが、周囲の対応や環境の調整で改善することがあります。

禁 煙自分とみんなの健康のため、今度こそ禁煙!
出演:東北大学環境・安全推進センター
出演:東北大学大学院医学系研究科 産業医学分野 教授 黒澤 一 先生
97第1回 番組を聴く ☆タバコをやめられない方は多いと思います。イライラしてきて、吸わずにはいられなくなるのは、ニコチン依存症による禁断症状なんです。タバコを吸っている人はいろいろなガンや心筋梗塞、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの疾患になりやすく、吸い続けた場合の平均の寿命はおよそ10年も短いのです。受動喫煙、三次(残留)受動喫煙によって、周囲の人々や環境に迷惑をかけてしまってもいます。ストレス解消と感じるのは、禁断症状を解消しているだけです。タバコをやめれば、禁断症状もなくなりますし、ストレスは激減します。1日一箱吸ったとして年間15万円、7年で100万円もの節約にもなります。現在は禁煙外来などで、意外に簡単にタバコをやめられることが多くなりました。タバコとの縁を断ち切り、すこやかでストレスのない清々しい毎日を送りましょう。

うつ病誰にでも起こりうる病気 うつ病を知る
出演:南浜中央病院 理事長 高階 憲之 先生
824第1回 番組を聴く
831第2回 番組を聴く
☆うつ病の治療はうつ病と診断し、うつ病と告げることから始まります。うつ病の治療の基本的な柱は3つ。1)脳の休息、そのために睡眠の確保が重要 2)薬による治療 3)心理・精神療法です。まず重要なのは休養、脳が疲れ切っているので、体の病気と同じように休養をとり脳の働きを回復させる必要があります。脳が疲れてしまうと物事を否定的にしかみられず、自分が力足らずと思い込み一人で問題を抱えてしまいます。普段は気にならないことも大変と感じて、実際以上にストレスと感じる出来事が増えてしまい、不安が増加して睡眠がとれなくなります。まず負担となっていることから離れることが病気の治療になります。

皮膚のトラブル原因をきちんと知って、悪化を防ごう!
出演:東北大学大学院医学系研究科 皮膚科学分野 非常勤講師
出演:東照宮駅前皮ふ科クリニック 副院長 小澤 麻紀 先生
810第1回 番組を聴く
817第2回 番組を聴く
☆夏は肌の露出が増え、紫外線や汗、虫刺されによる皮膚のトラブルが多くなる季節です。日焼けしてしまったら、まず当日は冷やしましょう。翌日に痛みや水ぶくれがあるときは治療が必要です。汗疹(あせも)は、汗が作られる汗腺と皮膚表面とをつなぐ汗の通り道、汗管が詰まることで発症します。汗をこまめに拭いて、清潔に保つことで普通は自然に治りますが、かゆみがある場合には皮膚科を受診した方がよいでしょう。また、アクセサリーやベルトのバックル、革製品に含まれる金属が汗と反応して皮膚炎を起こすことがあります。接触する皮膚に赤みやかゆみを感じた場合は、すぐに使うのをやめて皮膚科医に相談しましょう。

正しい服薬こんな時には、こんな薬を!健康を守る正しい薬の飲み方
出演:東北大学病院薬剤部 副薬剤部長 久道 周彦 先生
83第1回 番組を聴く ☆薬の服用時間や服用回数は、薬が体の中に留まる時間を基に効果を最大限に得られるように設定されていて、食後の指示が多いのは、薬による胃腸障害を防ぐなどの理由もあります。どうしても食事が摂れない場合は、クラッカー1枚でも食べてから飲む。それも出来ない場合はコップ1杯の多めの水で飲むようにしましょう。薬を飲む時の、食前とか食後、食間にと指示がありますが、目安の時間は、食前とは食事前の30分以内。食後とは食後30分以内。食間とは食事の最中のことではなく、食事と食事の間、前の食事からおよそ2〜3時間後。そして寝る前とは寝るおよそ30分〜1時間前。頓服とは 痛みや発熱など、症状が出たときに服用することです。

夏の健康対策:胃腸障害夏の胃腸、冷たくしないで、温かいいたわりを!
出演:栗原市立栗原中央病院 院長 小林 光樹 先生
727第1回 番組を聴く ☆夏に気をつける胃腸に関わる病気は食中毒です。食中毒の主な原因は「細菌」と「ウイルス」です。食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、殺す」、家庭では、食品はよく洗い、低温で保存し、十分加熱することが大切です。また、夏の暑さから胃腸の健康を守るには、糖質、たん白質、ビタミン・ミネラル類をバランスよく摂る事が大切です。とくにビタミンB1は糖分をエネルギーに変える代謝を助けるものですから、夏バテなどの疲労回復に即効性があります。ビタミンB1は豚肉・うなぎ・レバー・枝豆・玄米などにたくさん含まれています。

夏の健康対策:熱中症熱中症、徹底予防で夏を乗り切る!
出演:仙石病院 副院長 大山 秀樹 先生
720第1回 番組を聴く ☆熱中症を予防する方法としては、暑さに慣れること、暑さを避けること、服装の工夫をすることなどが上げられます。また水分補給も大切です、水分はこまめに補給してください。健康な成人の場合は1日500mlのペットボトルで3本程度。スポーツドリンクは3倍くらいに薄め、塩分を少し加えて飲むと良いでしょう。アルコールは体内の水分を排出しますので、ビールを飲みながらのゴルフは避けましょう。日ごろから睡眠を十分に取り体調を整えることが大事です。

夏の健康対策:水虫あなたの足は本当に水虫なの?正しい診断と治療のために
出演:笠井皮膚科 院長 笠井 達也 先生
713第1回 番組を聴く ☆水虫の治療のコツは、診断が間違っていないこと。塗り薬は症状の有るところだけでなく足の裏全体に塗ること。症状がなくなっても薬を塗るのをすぐ止めずに2ヶ月以上は続けることです。家族に水虫の人がいると足の皮が家の中に落ちて、家族にうつることになります。スリッパの共用は止め、足拭きマットはこまめに洗いましょう。

頭痛身近だけれど、知らない頭痛のはなし
出演:広南病院 頭痛外来 医長 松森 保彦 先生
629第1回 番組を聴く
706第2回 番組を聴く
☆一言で頭痛といっても実はいろいろな種類の頭痛があり、対処法が違ってきます。頭痛が起きている時の辛さは他人には分からないもの。日頃頭痛に悩まされている方、自分の頭痛は大丈夫なのと心配な方、今まで病院に行ったけど頭痛が良くならなかった方、一度頭痛診療の専門家「頭痛専門医」の診察を受けてみましょう。

脂質異常症油断大敵!静かに忍び寄る「脂質異常症」
出演:医療法人松田会 鶴ヶ谷クリニック 院長 小竹 英俊 先生
615第1回 番組を聴く
622第2回 番組を聴く
☆脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。脂質のバランスが崩れても特に症状はありませんが、こうした状況が長く続くとコレステロールが血管壁にたまり、動脈硬化を引き起こし、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞の原因に成ります。普段から食事や運動などの生活改善に取り組むとともに、定期健診などで身体の状態を知っておくことが大切です。

高血圧症自分の血圧知っていますか?日本人に多い病気「高血圧症」
出演:東北労災病院 勤労者予防医療センター 部長 宗像 正徳 先生
61第1回 番組を聴く
68第2回 番組を聴く
☆高血圧と診断された場合は、血圧を下げる治療が必要です。薬による治療そして生活習慣の改善による治療です。お医者様からは、患者さんの状態に合わせた薬の種類と量が処方されます。自己判断でやめたり量を変えたりするのはやめましょう。先ずは先生に相談することです。

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