ふしぎのトビラ

2010年11月13日(土)放送 〔第56回〕
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空気をけって飛んで行け!

秋田県仙北市。竹とんぼおじさんと呼ばれ、子供たちに慕われている竹細工の職人さんがいます。
とてもよく飛ぶ“竹とんぼ”のひみつを聞いてみると、羽根(ハネ)の形が大事と教えてくれました。
確かによく見ると、ななめに角度がついています


そこで実験。
けむりをたいて、空気の流れを観察します。
すると…角度のついていない羽根を回転しても空気をかきまぜているだけ。角度のついている羽根はけむりが下に向かって流れていきます。
その流れを力にし羽根の下の空気をけとばすようにして飛んでいるのです。これを作用と反作用といいます。


今回は竹とんぼおじさん宮田さんに「夢のチャレンジ」をしてもらいました。
なんと!3mの竹とんぼを飛ばしてみます。
子供たちも見守る中、チャレンジがスタート…
しかし、回転をおこす力や速さがうまくいかず失敗してしまいました。
でも、「いつかまた飛ばしてみたい」と言う宮田さん。完成したらぜひ見たいですね。

空気をけって飛んで行け!

空気をけって飛んで行け!

空気をけって飛んで行け!
コトコトグツグツ1万年!?

食欲の秋がくると、東北では「いも煮」会。
といっても地域によってさまざまなちがいがあります。
呼び方も秋田「なべっこ」、岩手「いもの子汁」、材料は宮城=みそ味ぶた肉、山形=しょうゆ味牛肉など…。その始まりは縄文時代までさかのぼります。


宮城・東松島市の縄文村歴史資料館をたずねました。
その昔、縄文土器を鍋の代わりにしていたというのです。
証拠は、縄文時代のごみ捨て場“貝塚(かいづか)”にありました。土器の下の部分は赤くなり上はススがついて火にかけたあとが。動物の骨も焼いたあとがない。
このことから鍋を火にかけて煮ていたことがわかりました。


さらに貝塚から出てきた“もようのない土器”。
この土器に海の水をくんで火にかけると、内側に白い結晶ができました。
これは現代でいう「塩」。製塩土器(せいえんどき)と呼ばれる塩作り専用のもの。この塩を食物の保存に利用していたと思われます。
しかも、この製塩土器と同じもののかけらが、山形・尾花沢でも発見されています。つまり、東松島市から山形に運ばれていたということなのかもしれませんね。

火をたく薪を燃やすとできる灰で実験
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コトコトグツグツ1万年!?

コトコトグツグツ1万年!?

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