■ふしぎな関係!森の忍者と新幹線
今月4日に東北新幹線が新青森駅まで開通。新幹線の中でも今年の2月まで東京‐博多の間を走っていた“500系のぞみ”です。
この新幹線と、青森の県の“鳥”に深い関係がありました。
実は新幹線が走ることでおこる騒音(そうおん)のレベルはかなり高く、音を小さくするための工夫がされているのですが、新幹線にかかせない「パンタグラフ」の風を切る音をおさえることはとてもむずかしかったのです。
そこで注目されたのは、森の忍者“フクロウ”。
なんと!ハトなどにくらべて、はばたきの音がほとんどしません。
フクロウの羽(はね)にはギザギザの『初列風切羽(しょれつかぜきりばね)』がついています。はばたく時にできる空気のうずが大きいと音も大きくなり。
でも、ギザギザがあることで空気をわかれさせこまかいうずにするため、音が小さくなるのです。
実験でも、つるつるの棒(ぼう)とデコボコ(ギザギザのかわり)をつけたものをふってくらべてみても、デコボコがある方がしずか。
このように“フクロウ”の羽の特ちょうをパンタグラフに利用し、騒音をおさえることに成功したというわけ。
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