ど〜なの?DJ
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
なんでも聞いてください!お待ちしています。


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[平成20年4月30日(木)放送]
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「学校の名前に隠された秘密を追え!」

M.N. TAKAHASHIさんからの質問

「宮城県の公立高校は『宮城県○○高校』と、県立の『立』という字が入りません。とても気になります。どうしてですか?」

う〜む。たしかに!宮城県の公立高校は「宮城県○○高校」といったスタイルの名前が付いてます。
ためしに全国の都道府県について、公立高校のネーミングを調べてみました。
何と、宮城のほか北海道と長野以外はどこも、県立高校には「立」という字が入っているではありませんか!

理由を宮城県教育委員会に尋ねると……。
1919年(大正8)の文部省令が、「立」の字を削る際には国に届け出るようにと都道府県に通知しています。
「名前を変えなさい」という強制ではなく、あくまで届け出義務をうたった内容なのですが、コレを受けて宮城県では「立」という字を削ったのですね。

ただ、なぜほとんどの都道府県が公立高校の名前を変えなかったなかで宮城県は変えたのでしょう。
その辺りの経緯はすでに歴史の闇に埋もれてしまい、県教委でも確かな事は分かりませんでした。
念のため文部科学省にも質問をブツけてみましたが「各都道府県の事情なのでわかりません」とのお答えでした。
捜査はココで断念です!
TAKAHASHIさん、ゴメンなさいm(-.-)m

画像 画像 画像 画像 画像 画像 画像 ところで学校の名前って、どうやって決まるんでしょう。
色々調べて行くうちに浮上した新たな疑問です。
2010年度から男女共学・中高一貫校の「仙台二華」に生まれ変わる、宮城県第二女子高等学校を訪ねました。
二女高は現在、建物の移築に伴い太白区根岸町のプレハブ校舎で授業をしています。

放課後の生徒達に訪ねたところ、皆さん新しい校名についてはよく知っているようでした。
ところが、いざ決め方となると「多数決…」「先生が決めた?」「同窓会」など答えはまちまち。

そこで、久力校長にお話を伺いました。
校名決定は、広く県民に呼びかける公募の形で行なわれたそうです。応募総数260通の中から、最も多数意見で、しかも二女高の伝統と歴史が感じられる名前に議論が集約されて行きました。
結果、二女高の同窓会「二華会」と同じ校名に決まったものの、そこには男女共学の「2」、中高一貫の「2」、文武両道の「2」など、様々な意味が込められているのだそうです。
「学校は先生や生徒だけの物ではなく、県民みんなの物。校名決定には1人でも多くの人に関わってもらいたかった」
という校長先生の話が印象的でした。


[平成20年4月16日(木)放送]
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「歩車分離式信号で自転車は?」

メールネーム「黒島ばなな」さんからご質問を頂きました。自転車通勤の方です。
若林区の八軒中学校南側交差点を通るたびに、ヒヤッとするんだそうです。
というのも去年11月、ココが「歩車分離式信号」に変更された事による戸惑いです。

そもそも普通、交差点では同じ方向の自動車用/歩行者用の信号が同時に青になりますよね。
「歩車分離式」とは、まず自動車用の信号だけが東西・南北と順次青になった後、ようやく歩行者用の信号が全ての方向に開く仕組みです。
歩行者にとっては横断歩道で右折車や左折車に巻き込まれる心配がない……というメリットがあります。警察が信号のシステムを変更する意図も、主にココにあります。

しかし自転車でこの交差点を通ると、直進方向の信号が車両用と歩行者用で違う色になっているため、どちらに従えば良いか戸惑うというわけです。

では「歩車分離式信号」で、自転車はどう動けばいいの?
答えは「車に合わせる」。

質問者「黒島ばなな」さんは、交通法規をよくご存知の方でした。
「自転車は軽車両に分類される」という基本ルールのもと、問題の交差点を車両用信号に合わせて渡っていたところ、右折車や左折車にクラクションを鳴らされて冷や冷やする事が度々あったのだとか。

たしかに現場で1時間以上見ていても、自転車の通行量はそれなりに多いのに、正しいルールで交差点を通過して行く人がほとんどいない!
皆さん、歩行者用の信号が青の時に、自転車で渡って行きます。
「自転車は車両である」というルールがほとんど浸透していない事の表れでしょう。
宮城県警の方も、周知徹底不足は反省すべき点……と語ってくれました。

自転車は環境にやさしい事もあって、今後ますます注目される乗り物です。
自転車に乗る人も、ドライバーも、そして歩行者も、私達はもう一度、自転車の交通ルールを理解する必要があると感じました。

★注意
自転車は車両用信号に合わせるというのが原則ルールですが、歩行者用信号の脇に「歩行者・自転車専用」という但し書きの標識がある場合は歩行者用の信号に従わなくてはなりません。
また、通行帯も現行道交法では「車道の左側」が原則です。横断歩道を通る時は自転車を降りて、押して歩く必要があります。ご注意ください。


[平成20年4月2日(水)放送]
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新コーナーが始まりました。「DJ」です。
「ど〜なの?J」って事です。
皆さんからの疑問・質問を、DJ淳吾にお寄せ下さい。初回は自分で気になる事を調べちゃいました。
地下鉄東西線建設に関する、素朴な疑問です。

「地下鉄のトンネル掘った後の土はどこへ行くの?」

はい。気になりますよね〜。僕はとっても気になりました。で……現在順調に建設が進んでいるという「青葉山駅」を仙台市建設局の木村哲也さんに案内してもらいました。

ココは地下34mというとても深い所に掘られている駅。
川内方面から青葉山を駆け上がって来る車両の負担にならないよう、出来るだけ勾配を緩やかにする工夫です。
普通のビルの地下10階に相当する深さです。

現在は全工程の半分ほど、17m付近まで 掘り進んでいるのですが、現場に下りてみると巨大な地下壕に入った印象です。
ココからさらに倍の深さを掘り下げて行き、2年後の駅完成を目指しているのだとか。
現場にいると、地下深くを走る車両の姿が目に見えてくるようです。

東西線建設で掘り出される土砂の量は、推定125万立方メートル。
東京ドームの1.2個分にもなります。
この膨大な量の土砂は、一体どこへ運ばれて行くのでしょうか?
いよいよ今回の疑問に直撃です。

木村さんに伺うと、答えは仙台近郊の山の中にありました。
ダンプカーが次から次に出入りしている採石場が、土砂の行き先でした。
仙台市では公共工事で出た土砂を埋め戻すための採石場を市内や周辺市町村に何ヵ所も契約しており、切り崩した山に再び土を戻し、最終的には緑化するという取り組みを進めていたのです。

地下鉄の工事はとても大掛かりなもの。
そこで掘り出される土砂が、新たな山と緑を作るのに使われているとは、新鮮な驚きでした。


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