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●Disc.12
「自転車のハンドル そのヒミツを検証!」
今回のご質問は、若林区にお住まいのM.N.まーぼーさんから。
「自転車のハンドルの形には日常使用のタイプだけ見ても、いわゆるママチャリ型から横一文字の物まで、様々あります。違いは何ですか?」との事です。
さっそくリサーチを開始。街で自転車の方に聞いても、皆さん特に考えていないか、あるいは漠然としたイメージで自転車を選んでいるようでした。
ハンドル形状は、自転車を選ぶ際のポイントになっていないのですね。
そこで青葉区の早坂サイクル商会大手町店へ。
店長の山岸さんによれば、ママチャリタイプは通称「ホームサイクル」。横一文字のタイプは「シティサイクル」と呼ばれるそうで、それぞれママチャリタイプはフレームが低くて乗りやすく、後ろに荷台も付いているお買い物用……シティサイクルは横一文字のハンドルで力をかけやすく、坂道もグイグイ登れるスポーティなタイプだそうです。
なるほど。お店の前の上り坂で検証してみると、たしかにスポーティなタイプはハンドルと体の位置が近く、加速時に力をかけやすい!ママチャリタイプと乗り比べると、コレが全然違うのです。
驚きました。近所に坂道が多いという方は、ぜひシティサイクルをおすすめしますよ!
もう一つ、気になってしまった事。
そうです……両者で競争してみたら、一体どっちが速いのでしょうか?山岸店長も、そこまでは分からないとのお話。
それでは実際に競争してみよう……と向かったのは、名取市サイクルスポーツセンター。 こちらの職員である、千葉翔さんが僕と身長・体重ともにほぼ変わらないとの事で、快く「検証レース」に応じて下さいました。
名取市サイクルスポーツセンターは、1周4kmのコースを色々な種類の自転車で楽しむ事が出来るスポット。
今回は、この周回コースのうちホームストレートの約150mを使って競争します。
千葉さんが選んだのは、横一文字ハンドルのシティサイクル。ママチャリの僕とレースでどれだけの差が出るのでしょうか?
いやいや、こちらも負けられません!準備体操を終え、いざスタート!!
立ち上がりこそ僕のママチャリがリードしていたのですが、すぐに加速をつけて来た千葉さんのシティサイクルに追い抜かれてしまいました。
千葉さんは、途中流す余裕を見せてのゴール。
J、完敗です……。
正面からのカメラで運転姿勢を比べてみると、シティサイクルのほうが前傾姿勢をとりやすく、空気抵抗が少ないようなのです。
しかも、こいでいる時の左右へのふらつきが圧倒的に少ないのも、シティサイクルのほうでした。
念のため、自転車を交換してもう1度チャレンジしてみましたが、今度はシティサイクルの僕が圧勝しました。
スッキリしました……って問題ではないのですが、ハンドルが横一文字のシティサイクルのほうが、単純な走行性能でいえば上回っているという事を確認できたのでした。
ちなみに両方の自転車は、公正を期すため同じインチ数、どちらも変速ギヤなしのタイプで検証しました。自転車は、一時期の異常な原油高もあって、需要が右肩上がりという事です。
皆さんも、今回の検証結果を自転車を選ぶ際の参考にしてください!
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