<アルコール依存症に詳しい医師 東北会病院 石川達先生のお話>
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1. |
二日酔いは肝臓の消化能力以上に飲み過ぎてしまった場合に起こる。 アルコールはアセトアルデヒドという毒性の強い物質に変わって肝臓に運ばれるが、処理しきれないと吐き気や頭痛となって翌朝まで残る。こうなったら時間が経つまでジタバタしてもしようがない。
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2. |
いわゆる「ちゃんぽん飲み」は良くないのか? 答えはどちらとも言えない。ちゃんぽんが酔いやすいとされるのは、味が変わって飽きず、量が進んでしまうためではないか? |
3. |
空腹で飲むと酔いやすいのは、そのとおり。アルコールは胃を通過して、小腸で80%が吸収される。胃に食べ物が入っていないと、アルコールがストレートに小腸に落ちて行くため、血中アルコール濃度が急激に高まるのです。おつまみも一緒に食べるべし。
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飲み方の工夫ひとつで悪酔いしない、二日酔いにならずにすむわけですね。
そういえば、一緒に食べると二日酔いが予防できるレシピなんてあるんでしょうかね?
今回のDJは、東北生活文化大学 家政学部の川村奎子教授に、スペシャルレシピを2つも開発して頂きました!
●シーフードカレー鍋 |
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<材料(3人分)> A.スープ
だし昆布 …… 10g
かつお節 …… 10g
しょうゆ …… 100ml
みりん … …50ml
塩 …… 小さじ1弱
水 …… 500ml
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B.水溶きカレー粉
カレー粉 …… 大さじ1.5〜2
片栗粉 …… 大さじ2
水 …… 100ml
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<作り方> |
A.を混ぜ合わせ、沸騰するまで煮立たせてから、別容器にこしとります。ここまでで天つゆのようなスープが出来ているはず。これにB.のカレースープをよくかき混ぜてから合わせれば、鍋スープの下ごしらえは完成!
鍋の中身は以下のとおり。量は人数や好みで調節して下さいね。ただしバランス重視で!
エビ・ホタテの貝柱イカ・ブリの切り身
青ネギ・キャベツ・オクラ・ぶなしめじ・レンコン・カボチャ
シーフードカレー鍋のスゴい所は、肝機能を助ける3つの物質を一度に摂れる事!
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・ | タウリン(胆汁酸を作り肝機能を高める)は、シーフードから。 |
・ | クルクミン(有害な活性酸素を除去する)は、カレーの色素成分であるウコンから。 |
・ | キャベジン(肝臓を解毒する作用)は、葉野菜から。 |
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栄養ドリンクで聞いた事のあるような物質が、効率良く含まれたシーフードカレー鍋をご家庭でもぜひお試しあれ!なお、カレー粉の量は「中辛」です。こちらも好みで調節してみて下さいね。
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●カキのホットワインマリネ |
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<材料(3人分)> A.ソース
マヨネーズ …… 大さじ3
サラダ油 …… 大さじ1強
酢 …… 大さじ半分
白ワイン …… 大さじ3
塩・コショウ ……少々
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B.具
牡蠣 …… 1人5粒(!)
タマネギ …… 70g
セロリ …… 50g
クレソン …… 1本
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<作り方> |
A.の材料を良く混ぜ合わせます。B.のタマネギ、セロリは刻んで入れましょう。
具を皿に敷いてからソースをかけ、200度のオーブンで10分間加熱。温かいうちにお召し上がり下さい!
何にせよ、お酒は飲みすぎない事が肝心!新年会の時期、正しい飲み方や、オススメのレシピを参考に、アルコールと仲良く付き合うようにしましょうね。
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