ど〜なの?DJ
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
なんでも聞いてください!お待ちしています。


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[平成21年10月21日(水)放送]
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「みやぎの環境保全米 〜稲刈り編〜」

過去2回お送りした栗原市瀬峰の「みやぎの環境保全米」の栽培。
私も田植えに挑戦し、生き物調査をリポートしたりと現地に足を運びましたが、いよいよ新米の季節!稲刈りに挑戦です。

「みやぎの環境保全米」は、農薬や化学肥料の量・成分・使用回数などを、コレまでの半分以下に減らすか、全く無くすかして作るお米。
環境への負担を軽くする反面、苗の消毒や草取りなど、とても手間がかかる農法です。
県は来年度までに作付面積の70%を、この環境保全米に切り替える事をめざしています。

今回もお世話になるのは、瀬峰のコメ生産農家・米山嘉彦さん。
僕はコンバインに乗るのが初めてだったので、まずはお手本を見せて頂こうと思ったのですが、手っ取り早くやってみたら……と米山さんに勧められ、いきなり運転席へ。
やや高めの着座位置に驚きつつ、米山さんのガイダンスのとおりアクセルスイッチ(自動)を操作すると、大きなコンバインは轟音をたてながらスルスルと動き出しました!

おおっ!稲がドンドン機械に吸い込まれて行くではありませんか。
感激してばかりもいられません。この作業が1年間の稲作の集大成なのです。
そう考えると、自然と背筋が伸びるものです。
刈り残しはややありましたが、機械が優秀なのと、何より米山さんのご指導が素晴らしいおかげで、おおむね順調に稲刈りが終わりました。よかったぁ……。

米山さんに今年のコメ作りを振り返って頂くと、一言「スゴく良い」との事でした。
長梅雨の影響が心配されたものの、9月に残暑があって好天が続いたおかげで収量も平年並みかやや多いぐらいに回復。
後日いただいたデータでは、JAくりっこ管内の一等米比率も98.5%と高く、2009年のコメは上々の出来だったようです。

稲刈りを終えた田んぼでは、すぐに稲わらを寄せる作業が始まります。
稲わらは牛の餌となり、さらにそのフンが来年のコメ作りの肥料に……。
こうした瀬峰地区の循環型農業は先月、3年に1度 県内で最も優れた米作りを表彰するコンクール「オリザ大賞」に選ばれたのでした。

半年間、コメ作りの現場をお邪魔させて頂いた瀬峰の皆さん、本当にありがとうございました!
新米のおにぎりも、最高に美味しかったです!!

ところで、J1昇格に向けラストスパートをかけるベガルタ仙台のホーム・ユアスタでは、みやぎの環境保全米にまつわるエコな取り組みが行なわれているってご存知でしたか?

ユアスタにマイ箸を持って行き、みやぎの環境保全米を使った500円以上のお弁当を買うと、1食につき1枚の応募シールがもらえるんですね。
集めたシールの枚数によって、1枚なら「みやぎの環境保全米」5kg、3枚ならベガルタ観戦ペアチケットなどが抽選で当たります!
皆さんもスタジアムにお越しの際は、環境保全米でエコなキャンペーンにチャレンジしてみて下さい。



[平成21年10月7日(木)放送]
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「ど〜なる!?エコポイント」

今回のご質問はM.N.さ〜やママさんからです。
「エコポイント制度を使って地デジ対応のテレビを買おうと思うのですが、手続きが難しそうですね。それに民主党政権に代わったから、エコポイント制度は終わってしまうのでしょうか?」
というものです。

一定の基準をクリアした省エネ家電を買うと、様々な商品やサービスと交換可能なエコポイントがつく制度。
対象となる製品の購入期限は来年3月31日までですが、旧自民党政権肝入りの経済対策としてスタートしたこの制度、今後 一体どうなるのか、たしかに気になりますよね。

そもそもこのエコポイント制度、どこまで浸透しているのでしょうか?街の声を聞いても、詳しく説明できる方はほとんど見当たりません。
僕自身、詳しく取材する前におさらいをしなきゃな〜と思っていたところでしたので、さっそく仙台駅東口のヨドバシカメラ マルチメディア仙台を訪ねました。

ご案内は、家電コンシェルジェの中村奈央さん。
ヨドバシカメラでは通常の品目ごとの担当スタッフ以外に、たとえば住み替えで家電のまとめ買いが必要な時などに相談にのってくれるスタッフがいるのです。
いわば「家電のトータルコーディネーター」といったところでしょうか。
では中村さん、よろしくお願いいたします!

中村さんに教わる「エコポイント制度のイロハ」

(1)地デジ対応テレビ/エアコン/冷蔵庫の3品目が対象
4つ星以上の環境性能を認められた製品の購入でエコポイントが付くしくみ
(2)1ポイントが1円に相当
商品価格の通常5%〜10%程度を還元
(3)申請手続きは原則自分で行なう
購入時に手渡される「申請書」に、領収書(原本)/保証書(コピー)/家電リサイクル券の排出者控え(コピー・リサイクルした方のみ)の3点を添付のうえ、ネットか郵送で事務局に申請

書き方も含めて、分からない事は気軽にお尋ねくださいとの事です。
中村さんですら「申請書が本当に複雑で書きづらい。ぜひ改善を」とお話しされていましたので……。

では、いよいよ今回のさ〜やママさんからのご質問。
旧・自民党政権の目玉政策であったエコポイント制度の今後は、民主党政権の下で一体どうなるのでしょうか?
「次の内閣」の環境大臣としても名前があがっていた、地元の岡崎トミ子参議院議員に電話で聞きました。

結論からいえば、いったん動き出している制度でもあるし消費者に混乱を与えてもいけないとの事で、民主党としても年度末3月31日の購入期限までエコポイント制度を続けるとの事。
経済対策として一定の評価を与えているのですね。

しかし来年度以降の方針という点では、具体的な中身を聞く事ができませんでした。
まだ決まっていないそうです。
とりあえずの経済対策という事で始まったエコポイント制度……
今後はどうあれ、低炭素社会・持続可能な社会を考えるうえでのきっかけになったのではないか、とのお話が岡崎議員からありました。



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