ど〜なの?DJ
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
なんでも聞いてください!お待ちしています。


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[平成23年2月23日(水)放送]
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「商店街のアナウンスはどこから?」

今回は街なかのアーケードを歩いていて、ふと感じた素朴な疑問です。
天井にあるスピーカーから流れて来る、アナウンスやBGMなどは一体、どこから流しているのでしょうか?
商店街のどこかに専用の部屋でもあるのでしょうか……。

とりあえず、マーブルロードおおまちで調べてみる事に。
まずは恒例の聞き込みですが、ズバリ答えられる方にはお目にかかれませんでした。
「想像もつかない」とか「FMなどを使って流しているのでは?」といったご意見もありましたが、どこから……となると、皆さん皆目見当がつかないようです。

さて、このマーブルロードおおまち。入口付近のビルに商店街の振興組合が事務所を構えています。ビルの一室です。
とりあえずそこに行き、聞いてみる事にしたのですが、目指す物は事務所にありました!

振興組合の早川清俊さんに音の出どころを尋ねると「ココです」とのお答え。発見です。

アーケードに音を流す機械は、組合事務所の一画に置かれていました。
高さは2mほどでしょうか?音量を調節するスイッチがいくつも付いている本格仕様です。
しかし、主に使用しているのは真ん中のCDチェンジャーの部分だけ。

そう、音はCDで流れていたのですね。
聞けば、マガジンに組み込まれているCDの数々は、商店街専用に作った物。
すぐ横に差し込まれているメモリーカードで「○時からは××」という具合に、自動で音声が出るようプログラムしてあるのです。

マーブルロードおおまちでは、慌ただしい午前中は鳥のさえずり。午後は歩きタバコや自転車の乗り入れを禁止するアナウンスを流しています。

ところで、これらCDの録音や制作も、コチラの事務所で行なっているのでしょうか?
早川さんに聞くと「東北放送施設」という専門の会社で作ってもらっているそうです。
東北放送ではなく、東北放送「施設」???

何とも気になる名前の会社を、実際に訪ねてみました。宮城野区田子にあります。
普段、私達がアーケードで耳にしている音声やBGMは、ココで作られていたのです。
たしかに、部屋にはプロ仕様の機材がいくつも見られました。

この日はナレーターの阿部裕子さんが、ブース内で新しいアナウンスを録音中でした。
ゴミのポイ捨て禁止に関するアナウンスです。
どこかで聞いた事のある声だと思ったら阿部さん、デパートやスーパーの店内アナウンスをはじめ、仙台市地下鉄の声も担当されていたのでした!

「次は仙台、仙台でございます」

おおっ!あの声だ!!(←やっぱり文字では伝わりませんね。汗)

ところで、気になっていた東北放送施設という社名の由来ですが、コレは東北放送施設は今から45年前、東北放送から独立したOB=当時の専務が立ち上げた企業だと伺いました。会社に歴史あり……ですね。

ちなみに一番町四丁目商店街のアナウンスも、東北放送施設が手がけた物。
やはり商店街の組合事務所から、CDで音声を流しています。
2月半ばという時節柄、確定申告をPRするメッセージが組み込まれていました。

商店街のアナウンスやBGMは季節感を大事にしているようで、例えば青葉まつりが近付いて来ると「すずめ踊り」とか、マーブルロードおおまちでご紹介した野鳥の声も、実は季節によって変えています。
もう少し暖かくなれば、今度はウグイスの声が聞こえて来るはずですよ!

おまけ:
マーブルロードおおまちのスピーカーからは、生でも声を出せると聞きました。無理にお願いして、ウォッチンの宣伝をさせて頂きました!いやぁ〜緊張した……。ありがとうございましたm(-.-)m



[平成23年2月9日(水)放送]
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「粗大ごみの仕分けに挑戦」

春の引越しシーズンを前に、今回は粗大ごみに悩んでいるという方のご相談を頂きました。
たしかに粗大ゴミって、捨てる機会がなかなかないだけに分からない事も多いんですよね。

というわけで、太白区内にお住まいの大友きよ子さんのおたくを訪ねますと……
庭に粗大ごみを集めて、我々取材班の到着をお待ちでした。
う〜ん、たしかに色々ありますが、粗大ゴミかどうか迷う物が多いですね。ひとつひとつ見て行きましょう!

まずはゴルフクラブ。
ご主人が「ゴルフはクラブだ!」と、次々買い換えてしまうそうで、古くなって売るに売れないような年季の入った物まで、セットで残してあるのでした。
腕前も大事だと思いますが(汗)。
さぁ、コレは粗大ごみになるのかどうか?

埃をかぶって前が見えない、古びたヘルメットも。
「付き合っている頃、ご主人がコレをかぶって原付に乗って逢いに来てくれた」という思い出のヘルメットだそうですが、奥様あっさり「捨てる」とおっしゃいました!
そうですね、思い出に浸りすぎていても、物は増えるばかりですし(笑)。

他にも、今は使っていないスキーセットに……すっかり錆びついたトレーニング器具。
長椅子やラジカセ、マットに水筒!さらには庭木やプラスチックのカゴ、などなど。
一体、どれが粗大ゴミで、どれがその他のゴミなのか?

素人ですが、仕分けに挑戦してみる事にしました。
ポイントは、仙台市のHPにも掲載されている粗大ゴミの定義。
長さおおむね30cmを超え、重さが100kg以下の、耐久消費財……との事ですが、何が耐久消費財なのかいまいち良く分からないので、ひとまず大きさや重さだけで判断してみました。

スキー板やバット、ゴルフクラブ、その他、30cmは超えていそうな長椅子、水筒、庭木、物干しざおやカバンなどは、粗大ゴミと判定しました。スキー靴やダンベルは、ビミョーなところですが30cmを超えていないと判断して、家庭ゴミへ。でも、正直自信がありません。

ココはやはり、プロによる診断をあおぐ事にしましょう!
とりあえず分けてみたゴミの数々を、一度クルマに積んで青葉区葛岡のゴミ処理工場へ。
粗大ゴミに限らず、家庭で出たゴミは自分で持ち込む事も可能です。

さて。プロの仕分け人は、仙台市廃棄物管理課の阿部稔さん。
さっそく、大友さんの家から持って来た「プラスチックのカゴが壊れてバラバラになった物」から見てもらいます。
長さが30cmを超えているので粗大ゴミかな〜と思っていたのですが、阿部さんいわく「こういう物は家庭ゴミでお願いします」とのお話でした。

理由は「耐久消費財ではないから」との事。
耐久消費財とは「丈夫で長持ちする物」なんだそうですが、コレって人によって解釈が分かれるあいまいな文言ですよね。家具とか家電などを指すのでしょうか?

ただし一般に耐久消費財とされる物でも、ご覧のエアコン・TV・冷蔵庫・洗濯機の「家電4品目」については、販売店が引き取るよう家電リサイクル法で定められていて、自治体による収集は原則としてない場合が多いようです。

ヘルメットは、フルフェイス型は粗大ゴミ。半キャップ式の物は家庭ゴミなのだそうです。
スキーは、板だけでなくストックや靴までが粗大ゴミに分類されるようです。
また、ゴルフクラブも粗大ゴミと判定されました。
さらに、庭木は30cm以下に切って小さく束ねれば家庭ゴミ。大きな物は、長さ2m/直径20cmまでの物が粗大ゴミとして出せるそうですよ。
しかし、長さや重さといった原則が通用しない場合も多いようで、担当の職員どうし意見を交わす場面も見られました。

私の素人仕分けで、家庭ゴミだと思っていたスキー靴は粗大ゴミ。同じく、家庭ゴミで捨てられると思っていたダンベルも粗大ゴミとなりましたが、あとはおおむね正解だったようです。

仙台市では、イメージキャラクター「ワケルくん」が表紙の、ゴミ分別用冊子を発行して、項目ごとに商品をリストアップしています。
市役所や区役所などで手に入りますから、迷ったらぜひ確認してみて下さい。
実際のゴミは「コレって何なんだ?」という微妙な物がいっぱい出て来ます(原形をとどめていない/部品の一部しか残ってないetc)し、冊子に載っていない物もたくさんあります。そんな場合は問い合わせれば、類似品から判断してくれるそうですよ。
市役所の担当の方にも是非、分かりやすくスピーディな対応をお願いしたいと思いました。

(今回の取材は、あくまで仙台市の場合のルールを見てみました。自治体によっても細かな違いはありますので、ご確認ください)



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