ど〜なの?DJ
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
なんでも聞いてください!お待ちしています。


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[平成23年7月27日(水)放送]
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「『例のポテチ』をチェケラッチョ♪」

今回「DJ」のコーナーに寄せられた質問は、こんな内容です。

『先日 取材でお邪魔したラーメン屋さんの隣に、不思議な張り紙を見つけました!一体何か、調べて下さい』

……はい。ラーメン王子こと、仙台市内の飯野雅人さんからです。

さっそく現場に向かうと……ありました、ありました!
ガラス戸に不思議な張り紙が。

国道4号線 仙台バイパスからすぐの、若林区若林にある恵美寿商店。
その店先で見つけた不思議な張り紙「例のポテチ」を、さっそくリサーチしましょう。

お店に入ると、目に飛び込んで来たのは「羽二重ロール」なるトイレットペーパー。
コレが4ロールで782円と、大変な高級品!
皇室にも品物を納める高知県のメーカーが作った逸品なのだとか。入荷以来3ヵ月で、ようやく1つ売れたそうです(汗)。

それにしても、店内には洋服や雑貨、お菓子から食器類まで、実に様々な品物が置いてあります。
ココは、何のお店なのでしょうか?
ご主人の阿部範由さんに聞くと「それっぽくはないけれど、ギフトショップです」とのお答え。
地元・宮城の物に限らず、全国の名品や珍しい品々を取り扱っているのです。

それでは、今回の本題。「例のポテチ」について教えて頂きましょう。
売り場の一角、ワゴンに積まれたパッケージを見つけました!
スタイリッシュなシルバーの外袋には「三方原ポテトチップス」の文字。

試食させて頂きます……。

パッケージを開けてまず気が付くのは、立ちのぼるジャガイモの甘い香り。
加えて塩味が控えめであるため、ジャガイモ本来の味を楽しめるのですね。
次から次に、口に運ぶ手が止まりません!

三方原というのは、静岡県は浜松市の地名で「三方ヶ原」の名前で古戦場としても知られている場所。
良質なジャガイモの産地だそうで、三方原ポテトチップスはそこで取れた新じゃがだけを使っているのです。

新じゃがという事は当然、この時期限定。
しかも宮城県内ではココでしか取り扱いがないだろうという、幻のポテチ!
現地のジャガイモが不作だった去年は、一切入荷がなかったそうです。

阿部さんの、静岡に住む知り合いが商品を企画したというので連絡先を伺ったところ、何と酒屋さんなのだとか!
一体なぜ、酒屋さんがポテチなのか?電話インタビューです。

三方原ポテトチップスを企画・開発したのは、浜松市の大村屋酒店。
お店の久米さんによれば、今は酒屋さんもなかなか商売が厳しいそうで、何か売れる物を作ってお客さんを呼ぼうと考えた結果、お酒のおつまみとしてピッタリのポテチを作る事になったのだそうです。

ちょうどその頃 ジャガイモ農家の方も、皮がめくれてしまい売り物にならなくなったジャガイモの活用法を模索していたそうで、両者の試みが合致したというわけです。

三方原のポテトチップス。普通、ポテチには用いられない男爵イモを使っています。
糖度の高い男爵を油で揚げるには、微妙なさじ加減が求められました。
すぐに焦げてしまうため、大村さんは真っ黒な試作品を何度も食べる羽目になったとか……。

それもこれも、ジャガイモ本来の甘味を感じてもらうため。
ちょっぴり贅沢で、とっても美味しいポテトチップスを、皆さんもぜひ味わってみて下さい!



[平成23年7月13日(水)放送]
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「飛行船初体験♪」

最近、県内上空で目撃情報が相次いでいる「飛行船」。一体、誰がどこから飛ばしているのでしょうか?そもそも飛行船とはどんな乗り物なのか?

多くの視聴者の方からご質問を頂きましたので、私リサーチに当たりました。
問題の飛行船が停泊している場所の情報を、得る事が出来ましたよ!

県中部大衡村の、セントラル自動車工場からほど近い工業団地です。
東北道に乗ってかけつけてみると、
おおっ!遠くからでもよく分かりましたが、近付いてみるとデカいデカい!!早速、飛行船を発見です。

全長約40mの船体には、大きく 「メットライフアリコ」 という文字が。
実はコレ、生命保険会社のアリコジャパンが去年、社名を変更した事をPRするために全国各地で飛ばしている、何と国内で運用されている唯一の有人飛行船なんです!

パイロットの秋山克幸さんに、お話を聞きます。
飛行船を操縦して8年という秋山さんは、戦闘機にも乗っていたという空の男。レイバンのティアドロップがよく似合ってます。

まず、飛行船がどうやって浮くのか……ですが、空気より軽いヘリウムガスが風船の部分にいっぱい詰まっているのだそうです。
ただ、それだけでは熱気球と同じ、秋山さんいわく「漂うだけ」になってしまいますので、左右両側に2機付いたエンジンの推力も借りながら、上昇降下といったコントロールをしているのですね。

エンジンや浮力があるといっても、もちろん天気や風速には左右されますし、湿度や外気温なども浮力に影響を与えるため、様々な気象条件を見ながら慎重に飛行計画を練る必要があるそうです。
秋山さんも、飛行機やヘリコプターを操縦する時より、3倍は天気を詳しく調べるのだそうです!

また飛行船は、その巨体を置いておける場所が非常に限られています。
広大な敷地はもちろん、周りに電線が少ない事も条件となるそうです。

この日は何と、日本で1機しかない飛行船に乗せて頂けるという事でしたので、定員を伺うと「基本的には5人だけど、今日は天気があまり良くないので1人だけにしておきましょう」というお答え。

一般に湿度が高い場合、飛行船が浮力を得るには不利なのだそうです。
他にも、中に入っているヘリウムガスの純度や外気温との差……など、様々な要素があるらしいのですが、少なくとも湿度だけ見てもこの日は雨上がりのムシムシした空気。
乗員はパイロットの他1人だけという事態になってしまいました。

仕方がないので私、小型のビデオカメラで撮影とリポート両方を行なう事に。どうしよう……責任重大です!

エンジンをかけたら、10人以上いる地上クルーが係留用のマストからロープを外し、巨大な船体を移動させます。
風向きを考慮して適当な位置や方向を選んだら、いよいよ離陸です。
生まれて初めての飛行船にワクワクドキドキ!

けたたましいエンジンの音とともに上昇が始まると、あっという間に上空300mの高さに。
あとは前後左右にゆ〜ったりと揺られながらの空中散歩です。
パイロットの秋山さんは仙台空港の管制塔と交信をしながら、手元のハンドルやペダルを巧みに操り、船体の速度や傾きをコントロールします。

どこかアナログな感じがする飛行船。
秋山さんも「クジラのお腹にくっついて浮かんでいるみたいで可愛い」と話していました。

この日、私が乗せてもらった午前のフライトでは視界が悪く、仙台の少し手前で引き返す事に。
30分程の短い時間でしたが、空の旅を満喫しました。
撮影しながらのフライトだったため、普段乗り物酔いは平気な私ですが、少し酔っぱらってしまいましたが(汗)。
とても貴重な体験を、ありがとうございました。

被災地を勇気付ける意味も込めて、飛行船はしばらく東北各地の空を飛ぶそうです。
皆さんも、ぜひ見つけて幸せな気持ちになって下さいね。



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