ど〜なの?DJ
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
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[平成23年10月19日(水)放送]
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「ステテコと股引の違いって?」

今回のリクエストは、M.N.関心タイガースさんから。
「ニュースで冬用の温かいステテコが出ていると知りました。そこでふと気になったのですが、ステテコと股引は一体どう違うのですか?」という物。
さっそく検証です。

まずは私、自分の家のタンスから1枚持って来ました。
白い肌着。恥ずかしながら、コレがステテコか股引か、自分自身忘れてしまっているのです。
どっちだか教えて頂きがてら、両者の違いを伺う事にしましょう。

青葉区支倉町の「仙台青葉服飾福祉専門学校」を訪ねました。
和装に詳しい教頭の相澤美智子先生に、今回の疑問をズバリ解説して頂きます。
まずは、私が家から持って来た肌着、ステテコor股引、どっちでしょう?

「股引だと思われます」

我が家のタンスにあったコチラの肌着……相澤先生によると、股引ではないかとの事ですが、それは使っている生地、素材などから分かるのだそうです。
いよいよ今日の本題に入って来ますよ!

相澤先生によると、ステテコは夏用、股引は冬用なのだとか。
なるほど……という事は、当然まず生地が違いますよね。ステテコは細かい凹凸で肌に密着しないが、汗を吸収するクレープ素材。
幅広で通気性が良く、内股やももなどの汗を吸う一方、冬用の肌着である股引は肌に密着しつつ、温かみのあるメリヤス地などを採用しているそうです。

ここで、ふと疑問が。
ステテコや股引は、そもそも男性だけが着用する物なのでしょうか?
相澤先生いわく、一般的にはそういう事になるけれども、例えばお祭りの時など、法被の下に女性が股引を履く姿もありますよね……との事。
時にインナー、時にアウターと、歴史的にも様々な使われ方をして来た経緯があるステテコや股引。
それでも女性用はふつう「スパッツ」が、同じ役割を果たす肌着であるとか。

なお、足先までを覆うタイツやストッキングとは異なり、足首や、時にスネまで露出しているのがスパッツ。
最近ではレギンスと呼ばれる事が多いものの、スパッツとレギンスは、一般に同じ物を指すのだそうです。

ところで、ず〜っと気になっていたのが「ステテコ」という名前の響き。
コレってどこから来たんですかね?

相澤先生は、いくつか説があるようだと断りながらも
「明治時代の落語家三遊亭圓遊が寄席でステテコテンテンというリズムに合わせて踊った際、着物の下に履いていたのが、やや幅広の白い肌着だった。この肌着をそのとき踊っていたステテコ踊りから、ステテコと呼ぶようになった」
と、お話して下さいました。

様々な疑問が一気に解決。
相澤先生、ありがとうございました。

さて続いては、ステテコや股引の最新トレンドをチェックしましょう!
青葉区の藤崎で、あれこれ見せて頂く事にしました。
4階の紳士服売り場ではおととしから、華やかな色柄でファッション性の高いステテコを取り扱っています。
本来、夏用の肌着ですが、今年になって冬用の提案も始めたそうです。

そしていわゆる股引も。
定番のデザインではあっても、やはり発熱素材の物が増えていました。
節電志向の高まりもあってか、メンズの冬用肌着……今年はココまで、何と前年比で3倍の売上を見せているのだとか!驚きです。

さらにバイヤーの原田さんによると、メンズのレギンスなる物も出ているのだとか。
コレをハーフパンツや、裾のロールアップの下から「見せて」履くというのだから、ファッションの移り変わりには正直ついて行けない部分もある、佐々木淳吾34歳!
とか何とか云いつつ、特別な許可を頂いて「メンズレギンス」試着させて頂きました。

装着感は、ぴったりフィットしながら伸縮性もあるので全然不快ではない!
コレは温かいだろうな〜などと、思いながら取材を終了したのでありました。



[平成23年10月5日(水)放送]
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「おお!あなたはどこへ……?今どきの遠足事情」

今回は、岩沼市にお住まいのM.N.ポン吉さんからの質問です。
「今の子ども達、遠足はどこへ行って、おやつはいくらまでなんでしょ?また、バナナはおやつに入りますか?」といった内容です。
それではさっそく、街の声からリサーチ開始です。

仙台や県内ご出身の方を中心に、年齢・性別様々お尋ねしたところ、行き先は動物園から水族館、公の建物から近所の公園、名所旧跡に至るまで、実に色々な場所が聞かれました。

おやつは皆さん300円とか500円といった金額。
そうそう、そんなところでしたよね。
中には、実家が農家でサツマイモや栗などを家から持って行った……というご年配の方もいらっしゃいました。

色んな話が聞けましたが、では学校側は遠足の内容をどのように決めているのか?
県と仙台市、それぞれの教育委員会に聞くと「各学校に任せている」との事で、遠足に関するルールなども特に設けていないようです。

それなら今度は、学校に聞いてみましょう。
仙台市立 八木山小学校を訪ねました。教頭の佐藤朗先生です。

まずは、遠足の内容をどのように決めているかといった事に関して。
佐藤先生いわく、学校行事について話し合う部会というものがあり、その中で遠足についても学年ごとに行き先を選定するそうです。
最終的には、校長が承認する形で遠足の内容が決まります。

八木山小学校では例年、1、2年生は八木山動物公園、3、4年生は太白区向山の県中央児童館(震災で被災したため今後変更も)や野草園などに出かけています。
震災の影響で今年の春は中止したものの、遠足は学校の近くで行なっているのです。

また5,6年生は遠足ではなく、社会科見学などの校外学習に出かけるとの事。
校外学習のほうは授業の一環であり、時間数に組み込まれるのが、遠足との大きな違いなのだそうです。

では、気になるもう一つの疑問。
遠足のおやつは、いくらまでなのでしょうか?
コレについては、佐藤先生から意外な答えが返って来ました。
何と、八木山小学校ではここ最近、おやつの額を特に決めていないそうです。
子ども達があくまで、食べきれる量を自分で判断して、考えながら買う……それが大切との事でした。

ちなみに「バナナはおやつに入りますか?」という永遠の疑問に関する教頭先生のお答は「子どものおやつには入らないように思います」といったもの。
まぁ、こればっかりは聞く人によって違うかも知れませんが、八木山小学校の見解は「バナナはおやつに入りません」でした!

次に僕は、八木山動物公園を訪ねました。
街頭でのアンケートの結果、遠足の行き先に挙げた方が多かった定番スポットです。
9月終わりのよく晴れたこの日、驚くほど大勢の子ども達で賑わっていました。
特にこの時期、平日は毎日のように10校以上が、遠足や校外学習で訪れるそうです。

利府第三小学校の1年生も、この日を楽しみにおやつの準備をして来たはず。
楽しい休憩時間に、お菓子は何を持って来たか見せてもらう事に……。

人気はやっぱり「うまい棒」かな?キャラクターのお菓子もやはり定番。
女の子は特に、友達と交換できるような物を選んでいる事が多いようです。

今回、子ども達の楽しそうなはしゃぎっぷりが大変印象的でした。
当時に戻って、また遠足に行ってみたくなりました!

ちなみにスタジオで仙台市立の小学校の遠足の行き先を、ランキング形式でご紹介しました。
全125校(分校含む)のうち半数ほどに聞き取り調査した結果、1位〜5位までは表のようになりました。



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