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●Disc.75
「おお!あなたはどこへ……?今どきの遠足事情」
今回は、岩沼市にお住まいのM.N.ポン吉さんからの質問です。
「今の子ども達、遠足はどこへ行って、おやつはいくらまでなんでしょ?また、バナナはおやつに入りますか?」といった内容です。
それではさっそく、街の声からリサーチ開始です。
仙台や県内ご出身の方を中心に、年齢・性別様々お尋ねしたところ、行き先は動物園から水族館、公の建物から近所の公園、名所旧跡に至るまで、実に色々な場所が聞かれました。
おやつは皆さん300円とか500円といった金額。
そうそう、そんなところでしたよね。
中には、実家が農家でサツマイモや栗などを家から持って行った……というご年配の方もいらっしゃいました。
色んな話が聞けましたが、では学校側は遠足の内容をどのように決めているのか?
県と仙台市、それぞれの教育委員会に聞くと「各学校に任せている」との事で、遠足に関するルールなども特に設けていないようです。
それなら今度は、学校に聞いてみましょう。
仙台市立 八木山小学校を訪ねました。教頭の佐藤朗先生です。
まずは、遠足の内容をどのように決めているかといった事に関して。
佐藤先生いわく、学校行事について話し合う部会というものがあり、その中で遠足についても学年ごとに行き先を選定するそうです。
最終的には、校長が承認する形で遠足の内容が決まります。
八木山小学校では例年、1、2年生は八木山動物公園、3、4年生は太白区向山の県中央児童館(震災で被災したため今後変更も)や野草園などに出かけています。
震災の影響で今年の春は中止したものの、遠足は学校の近くで行なっているのです。
また5,6年生は遠足ではなく、社会科見学などの校外学習に出かけるとの事。
校外学習のほうは授業の一環であり、時間数に組み込まれるのが、遠足との大きな違いなのだそうです。
では、気になるもう一つの疑問。
遠足のおやつは、いくらまでなのでしょうか?
コレについては、佐藤先生から意外な答えが返って来ました。
何と、八木山小学校ではここ最近、おやつの額を特に決めていないそうです。
子ども達があくまで、食べきれる量を自分で判断して、考えながら買う……それが大切との事でした。
ちなみに「バナナはおやつに入りますか?」という永遠の疑問に関する教頭先生のお答は「子どものおやつには入らないように思います」といったもの。
まぁ、こればっかりは聞く人によって違うかも知れませんが、八木山小学校の見解は「バナナはおやつに入りません」でした!
次に僕は、八木山動物公園を訪ねました。
街頭でのアンケートの結果、遠足の行き先に挙げた方が多かった定番スポットです。 9月終わりのよく晴れたこの日、驚くほど大勢の子ども達で賑わっていました。
特にこの時期、平日は毎日のように10校以上が、遠足や校外学習で訪れるそうです。
利府第三小学校の1年生も、この日を楽しみにおやつの準備をして来たはず。
楽しい休憩時間に、お菓子は何を持って来たか見せてもらう事に……。
人気はやっぱり「うまい棒」かな?キャラクターのお菓子もやはり定番。
女の子は特に、友達と交換できるような物を選んでいる事が多いようです。
今回、子ども達の楽しそうなはしゃぎっぷりが大変印象的でした。
当時に戻って、また遠足に行ってみたくなりました!
ちなみにスタジオで仙台市立の小学校の遠足の行き先を、ランキング形式でご紹介しました。
全125校(分校含む)のうち半数ほどに聞き取り調査した結果、1位〜5位までは表のようになりました。
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