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●Disc.78
「免許証の写真を上手に撮る方法」
今回は免許証の写真についてのお話。
顔写真を上手に撮るコツをご紹介しようというわけです。
実は何を隠そう、わたくしJ、もう間もなく免許の更新時期を迎えるんですよね。ササッと流れ作業のように撮られてしまった感があるので、正直 写りには納得しておりません。今度こそは、良い写真を……と思ってます。
ためしに社内をウロウロして、アナウンサーの免許証を見せてもらう事に。
安東ANは、前の日にお酒を飲んでいたとの事で、お顔のむくみが少々気になる様子。 菊地舞美ANは、何度注意されても歯を見せて笑ってしまい、5度も撮り直したそうです!
若生ANは、心の準備もなしにパシャリとやられてしまった事に納得が行かないご様子。
気象予報士のマサ君はちょっとむくんで写っているのが不満みたい……って、それは本当にむくみですか(笑)?
尾崎予報士にいたっては「35点」と、厳しい採点。いやいや、良く撮れてますよ!
免許証の写真は普通、運転免許センターで撮りますが、自分の写りに納得できないのは撮影時間が短すぎるから……という人が多くいました。
なぜゆえに、ゆったり撮らせてもらえないんですかね?
宮城県警 運転免許課の齋藤重徳 管理官にお話を聞きます。
管理官によると、昭和60年(1985)頃から、免許証は即日交付となっていて、早く交付するために写真撮影も手早く行なう必要があるのだとか……。
なるほど、利用者からの時間短縮の要望もあって採られるようになった即日交付の措置、そのために協力をお願いしたいという事なのですね。
こうした中、免許センターではブース手前に鏡を設置して利用者の声に配慮。
また、より良い環境を整えるべく’98年から室内、足元にも照明を付けています。
免許証の写真撮影も変わったな……と感じました。
ところで菊地ANが5度も撮り直しをする羽目になったという「表情」に関するお話。 免許証の写真、笑顔で写ってはいけないのでしょうか?
コレも齋藤管理官によると、本人識別のための証明写真であるため輪郭が崩れたり相好を崩したりはちょっと……という事なんだそうです。
「でも口角がちょっと上がるぐらいなら、まぁ良いですよね?」
「あくまで自然な状態でカメラの前に座って頂ければ……」
このほか免許証の写真は、目をつぶってしまったり、前髪が目にかかっていたり、正面を向いていなかったりすると全て撮り直しとなってしまいます。
さらに、メガネのレンズが光ってもNG。
顔に着ける物としては包帯や絆創膏も原則、傷が治ってから来て欲しいとの事。
更新は余裕を持ってお早めに……というお話でした。
そしてもうひとつ、とっておきの情報が!
何と、今年6月からお気に入りの証明写真を持ち込む事ができるようになったのです!
コレなら例えば「写りがいまいち」とか「今日は何だかむくんでるわ」といった不満も出ませんよね?
持ち込み写真にはサイズや背景、スナップ写真はダメといった細かいルールがありますが、写真館の組合側からお願いして実現した制度という事で、写真館で 「免許証の写真」 とお願いすれば、ルールに沿って撮影してくれるはずです。
県内では泉の免許センターだけのサービスですが、1日平均1,000人が更新に訪れる免許センターで5ヵ月間での利用者はたったの49人!
ホームぺージで告知しているという事ですが、せっかくの制度なので、更新の通知書に書いてくれるともっと多くの人に知ってもらえるのではと思いました。
次に、納得の行く証明写真が撮れるコツをプロに聞く事にしました。
江陽写真室の石川江亮(こうりょう)さんです。
石川さんによると、人間は頭が重いので普通にしているとあごが少し上に上がっているそうです。
そのまま撮ると、おかしな表情になってしまいます。
ただでさえ顔写真を撮るとなると、無意識のうちに前傾姿勢になりがち。背筋を伸ばしてあごを引く。これだけで全然違います。
簡単な事でも、きちんと意識している人は少ないとか。
鏡を見て練習すると、良いそうですよ!
この他、体型が細めの方は膨張色である白など明るめの服。逆に太めで気になるという方は、暗めの服装がオススメだそうです。
しかし、暗めの服では顔色が悪く写ってしまいそうですが……。
そこで石川さんの裏技は、白いハンカチ。 ひざの上に置いて撮るとレフ板(反射板)の役割をして、条件にもよりますが顔色が良く写るのだそうです。
皆さんもぜひ、免許証の顔写真「チャレンジ」してみて下さい!
●問い合わせ
『江陽写真室』
青葉区一番町4-5-6
TEL:022-222-1311
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