寒い季節は湯気がたちのぼる食べ物が恋しいですよね。
熱々で、出汁がしっかりしみこんだ“おでん”はまさに日本人のソウルフード。
今回は、おでんのおいしいお店をめぐりました。
おでんには欠かせない具“ちくわ”。実は、ちくわの発祥の地は石巻と言われています。
こちらのカクト鈴木商店の創業は昭和8年。震災で被災したものの再建し、かまぼこなどの練り物を中心に作っています。「ぼたん焼ちくわ」は明治37年に石巻で作られました。この焼き目が牡丹の花のようだということで、ぼたん焼ちくわと呼ばれるようになったそうです。直売所で購入することもできます。
※営業:午前9時~午後5時 日祝休み
石巻市魚町2-1-5 0225-93-2340
こちらでは、『石巻おでん』が味わえます。
石巻おでんの決まりは、地元産の練り物や農水産物を使うことですが、出汁、味付けは自由なんです。各店オリジナルのおいしさを楽しめます。
くいしん坊の石巻おでんは、サバ出汁。石巻の練り物3種、大根・玉子・蒸しホヤの8種。注文が入ってから土鍋で煮ます。ホヤからしみでる出汁もたまりません。
※石巻おでん 880円
※営業:午後5時~午後11時(休前日~深夜0時まで)
石巻市立町1-6-8 0225-22-7016
看板メニューのおでんは、煮干・昆布の和風だしに鶏だしを合わせて煮込んだもの。具材は20種類です。
様々な具材が楽しめますが、近々“トマトジェノベーゼ”が新登場。出汁でやわらかく煮込んだトマトにジェノベーゼソースをトッピング。トマトの酸味、出汁のうまみ、バジルの香りが新感覚のおでんです。
また、こちらでは席にとりつけてある蛇口から“焼酎”が出るんです。1時間飲み放題、好きに注ぎたしてOKだそうですよ。
※おでん盛り合わせ 580円(税別)
トマトジェノベーゼ 330円(税別)
蛇口焼酎 ひとり600円 1時間飲み放題
※営業:午後3時~深夜0時(金土・祝前日~深夜1時まで)
仙台市青葉区一番町4-4-36 022-226-7735
農産物の直売所や日帰り温泉などを揃えた施設。
こちらの石巻おでんは、バーガーです。直売所入口の飲食店ブースで味わえます。
バンズに挟まれているのは、ぼたん焼ちくわとさつま揚げ、地元の野菜、そして特製のみそソースです。様々なうまみが口に広がる、新名物です。
※石巻おでんバーガー 380円
※直売所 午前9時~午後7時
上品の郷まんじゅう屋さん 午前9時~午後4時
石巻市小船越字二子北1-1 0225-62-3670
静岡生まれの店主が営む、仙台では珍しい静岡おでんが味わえるお店。具材が串に刺してあること、濃口のだしが特徴。
こちらでは、昆布だしのおでんも用意しています。静岡おでんの定番“牛すじ”は、見た目よりあっさり。仙台麸なども具材にしています。具材同士がうまみを出し、それを吸い、相乗効果でよりおいしいおでんができるそうです。
※おまかせコース(要予約) 3000円
※仙台市青葉区国分町2-9-37
仙台市青葉区国分町2-9-37 022-214-6776