みやぎをリサっち

安東理紗が「県内の今」そして、りさんぽで一度行ったところをめぐります。

りさんぽバックナンバー



[平成23年12月16日(金)放送]

○● 仙台市太白区長町編 ○○

仙台市太白区長町はわたしもよくお邪魔する場所です。そんな長町の震災後というと道路がでこぼこになっていたり建物が被害を受けていたり・・同じ仙台市内だというのに被害の大きさに驚きました。
この9か月でメインの通りはだいぶ直されていましたが、歩道はいまだに段差があったり亀裂があったりして、ご年輩の方が歩きづらそうに杖をついていらっしゃいました。
また、長町の商店街でも建物の被害などの影響で8店舗が移転や閉店を余儀なくされています。
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●マダン
そんな中で、待望の新店舗も誕生。私も好きな「韓国のお店」です。
どうして今までなかったの?と言いたくなるくらい韓国のグッズが所狭しと並べられていてテンションの上がるお店でした。マダンは韓国語で「広場」という意味だということで、店内には韓国で買いつけているコスメや食品、韓流グッズのほかに、憩いのスペースも設けられていました。韓国の伝統茶を飲みながらスターの話をして皆で情報交換ができるアンテナショップの役割を果たしてくれそうでした。
 ●『マダン』 仙台市太白区長町3-7-12 022-247-7977
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●仮設住宅
さて、長町には福島や岩手で被災された方が暮らす233戸の仮設住宅があります。
冷え込みが厳しくなる前に防寒対策工事はほぼ終了したということでしたが、無機質な仮設住宅の中でクリスマスの雰囲気を作り出すために、それぞれが工夫をされているようでした。
お邪魔した鈴木さんのお宅でも仮設住宅の広さに合わせて小さめなツリ―を何個も置いているということでしたよ。徐々に環境が整っているとはいえ、「近所づきあいがまだ少ないのがさみしい」と鈴木さんは語ります。期限がある生活なのだから、どうせなら「楽しく」暮らして仮設を離れた時に再び「同窓会」ができるくらいになればいいなぁと話していらっしゃるのが印象的でした。
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●漁亭 浜や
さて、その仮設住宅がある「あすと長町」には大きなスポーツ複合施設が現在も建設中です。89ERSの練習場所もあり、これからますます注目が集まる場所ですが、その中に入っている8軒の飲食店のうち1軒が名取市で被災した閖上の名店「浜や」さんでした。
津波でお店を流され、店員のみなさんも一時は解雇したということでしたが、「また必ず一緒に働く」と決意していた佐藤社長は、8月にお店を移転し再開しました。
仙台市中央卸売市場から毎朝仕入れる新鮮なネタを使った丼は、以前から変わらぬ味でありながら、感謝の気持ちを込めて、お椀は大きくなったそうです。
新天地での船出を迎えた「浜や」でしたが、やはり閖上の赤貝を使った丼を出したりしながら、ゆくゆくは閖上にお店を出したいと話していました。その日を夢見て今は閖上との懸け橋となるべく、日々変わらぬ味を守り続けています。ファンも多かったお店なだけに、美味しい丼をいただけてほっとしました。
 ●『漁亭 浜や』 仙台市太白区あすと長町1-4-30 022-748-4115
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スポーツパークあすと長町は来年10月にアリーナも完成予定ですし、大型のショップもオープンするということでますます楽しいところになりそうですね♪

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