みやぎをリサっち

安東理紗が「県内の今」そして、りさんぽで一度行ったところをめぐります。

りさんぽバックナンバー



[平成24年9月28日(金)放送]

○● 利府編 ○○

山と海に囲まれた利府でグルメの旅を楽しんできました!

●浜田漁港
はじめに出かけたのは浜田漁港。正直カキの産地と言うと松島や万石浦、唐桑といったイメージが強かったのですが、実は利府でもカキがとれるんです!震災では2mほどの波が押し寄せた浜田漁港。カキの養殖棚も流されてしまい、壊滅的被害を受けましたが、東松島から種ガキを入手し養殖を再開させました。
震災前5軒いたカキ養殖業者も現在は3軒に減ってしまいましたが、それでも取材した日は、来年に向け種ガキを縄にくくりつける作業をしていましたよ。
去年使えていた機械も浸水したのか、今年ダメになっているものがあり補助を受けられないこと、生ガキをつけておく機械の目途も立たず生食がなかなか提供できないことなど課題は山積ですが、前に前に進むため今年も浜まつりの開催を決めたようです。11月に行われる浜まつりで皆さん、利府のカキを食べてみてくださいね☆
 ●『復活!第27回利府町浜まつり』
    平成24年11月23日(金・祝)9:00〜14:00
    場所:仙石線陸前浜田駅前浜田漁港広場 (臨時駐車場あり)
    NPO法人利府町観光協会 022-356-3678
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●赤間良一梨園
続いてのグルメは秋の味覚ナシです。県道8号線沿い、通称利府街道沿いには60以上の直売所があり、いろんな種類を買うことができます。
今回は赤間良一梨園にお邪魔し、今年の出来を伺いました。赤間さんのところでは、幸水が終わったところでしたが、今が旬の豊水、長十郎、あきづき、かおりと次々旬を迎え楽しめるということでした。食べ比べてみますと、香りや酸味、しゃきしゃきと言う歯ごたえがちょっとずつ違っていて、(どれもおいしいのですが)好みが分かれて楽しめましたよ♪
今年は猛暑で水不足で苦労した農家さんが多かったと聞きましたが、こちらはおじいちゃんが作ったという沼から水を引き、太陽の恵みを受けたため、かなり甘くて最高の出来だということでした。この道60年のもとこおばあちゃんいわく、60年のうちでナンバーワンだそうですよ♪
息子の良一さんは、梨の中でどれを残してどれを捨てるか見極める「摘果作業」が一番重要で、それはもとこさんにはかなわないと話していました。「梨が生きがい」と話す元気なおばあちゃん。これからも家族仲良く美味しい梨を作ってくださいね!
 ●『赤間良一梨園』 利府町春日黒森17-3 022-356-3678
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●らふらんす2
グルメ情報の最後は…「利府・食のプロジェクト」をご存知ですか?町内の飲食店や生産者が協力して地元の食材や魅力を発信しようと始められたもので、今は4店舗が参加しています。それぞれのお店で地元の食材を使い趣向を凝らしたメニューが誕生しているのですが、今回は美人オーナーのお店「らふらんす2」にお邪魔しました。
ここで佐々木泰子さんが考案したメニューが「献上丼」。ネーミングは、利府のお米をその昔、伊達家に献上していたというところからついているそうですが、利府産の曲がりネギやにんにく、梨、お米が使われていました。梨ジャムソースのかかった牛肉は、ガーリックパウダーがアクセントになっていて、ネギとの相性もぴったり☆食が進みましたよ〜!
利府のものは大量生産でないので、愛情込めて一つ一つ丁寧に作られているのが魅力だと佐々木さんがおっしゃっていたとおり、優しく愛情がたっぷりなメニューでした。
これからどんどん利府町内で参加店も増え、新しいメニューも生まれるということで楽しみですね。
 ●『らふらんす2』 利府町花園2-22-16 022-356-9939
    ランチ 11:30〜15:00/ディナー 17:00〜21:00 定休日:日曜
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