東日本大震災後、地元の伝統「神楽」を復活させた石巻市北上・十三浜の大室南部神楽保存会のメンバーが、兵庫県神戸市で神楽を披露しました。
彼らを招いたのは、阪神淡路大震災(1995年)を経験し、長田区の災害復興住宅に住んでいる 今滝一恵さん。地元で愛されていた祭「地蔵盆」を復活させた女性です。今滝さんから友人・山田さんにあるプロジェクトへの参加の誘いがあり、保存会のメンバーの神戸行きが実現。湊川神社(神戸市中央区)の舞台で、“岩戸入り”を舞いました。
保存会のメンバーは公演後、今滝さんの案内で街をまわり、震災から20年以上経過した“被災地”の現実を知りました。
『20年問題』
※今年、阪神大震災の復興住宅の居住契約が切れるコミュニティーを作るだけでなく、継続していくことの難しさや時間が経過して見えてくる問題があり、震災はまだまだ終わることがないのです。