『手話で歌おう』
穀田千賀子さんが呼びかけたのは18年前。障がいがあっても自由に音楽を楽しんでほしいという願いからでした。2001年に仙台で始まった「とっておきの音楽祭」に、手話で歌う“サインボーカル”を取り入れたのも穀田さんです。サインボーカルを通じて障がいのある人と健常者をつなごうと活動しています。
穀田さんの呼びかけでサインボーカルを始めた方もいます。耳が不自由な人にとっては『手話で歌う』ということが初めはイメージできなかったそう。しかし、先輩方から「言葉の意味を絵に描くようなイメージ」と説明を受けたことがヒントとなり、“歌える”と思ったら興味がわき面白くなった、と練習を重ねています。
穀田さんは、「サインボーカルは、ろうあ者も健常者も障がいは関係なく気持ちに寄り添うもの、そのきっかけになれば嬉しい。」と話してくれました。