東日本大震災の津波で、ほとんどの家屋が流された女川町の高白浜。
ここに、みんなの“ゆめ”を育てる場所・果樹園カフェ「ゆめハウス」はあります。
地元の新鮮な食材を使って全て手作りし、こだわりのランチやお弁当を提供。
日替わりランチは500円です。
女川や石巻から働きにきているスタッフが
毎日献立を考えて作るランチが評判で、昼12時過ぎには満席になります。
「ゆめハウス」を作ったのは、地元出身の八木純子さん。
ここは八木さんの実家のあった場所です。
きっかけは、津波にのまれながらも残った“イチジク”の木。
震災から2年で立派に実をつけました。
そこで、全国から寄付を募って
この地区で唯一被害を免れた実家の裏の倉庫を改修。
住民が気軽に集まれる場所、生きがいを生む「ゆめハウス」になったのです。
切り盛りは決して簡単ではありませんが、
働いているスタッフも、充実感を感じているといいます。
八木さんは、「たくさんの思い出が詰まっていて、たくさんの夢が叶えられていると思う。
その場所を残さないわけにはいかない。」と力強く話してくれました。
また、支援者との繋がりを大切につないでいくために全国のイベントなどにも出店し
精力的な活動を続けています。