レミオロメンのヴォーカル&ギターの“藤巻亮太”といえば、
よくご存じだろうか。
いま彼は、レミオロメンの藤巻亮太から
“個”の藤巻亮太としての旅を始めた。
山梨県笛吹市の出身。
中学生の時、地元の桃畑で出荷のアルバイトをした。
そのアルバイト代でギターを買い、
人生で初めての作曲をしたのが音楽の道への第一歩だった。
20歳で結成したバンド・レミオロメンは
3人で奏でるサウンドと季節感やまっすぐな歌詞が魅力で
瞬く間に人気となり、「粉雪」は多くの人が知るヒット曲となった。
しかし結成から10年が過ぎ、
本当にこのままでいいのかと迷いもちらついていた2011年、
東日本大震災が発生。
藤巻さんは震災後東北入りし、炊き出しや復旧活動に参加した。
すると、“レミオロメンの藤巻”だと気づくファンもいて、
リクエストに応じギター1本で歌った。
そこで音楽の必要性を実感し、
音楽の必要性のようなものについて見つめ直すきっかけとなった。
そして生まれた曲が「光をあつめて」でした。
2012年バンド活動を休止し、「光をあつめて」でソロ活動に。
“藤巻亮太”としてスタートしました。
たくさんのものを育んでもらった故郷への気持ち…
バンドを離れた藤巻亮太として…
さまざまな想いを胸に歩き始めました。
一時は、答えのようなものを求めて必死にもがいていたという。
しかし今は、“一歩ずつ進んでいくこと”を大切に
自らの音楽と向き合っている。