塩釜市出身の髙田 彩さん(38)。
2006年、港町にアートギャラリー『ビルドスペース』を
オープンしました。
自身も海外などでアートを学び、いまは
若手アーティストの発掘や、作品の販売、
展覧会などのイベントを主催しています。
はじめは、地元のことを考えてというより、
とりあえず経験を積みながらやってみようとスタート。
しかし、東日本大震災を経て、思いは変化しました。
「地元の人が求めているものは何か」と耳を澄まし、
自分たちができることを“アート”を通して向き合い、
対話を増やしていくことを重要視するようになりました。
震災後にはじめた子供たちの心を育むイベント活動は
いまでも続いています。
髙田さんは、地域に根付いた企画をやっていこうと決意し、
『地域に寄り添う“アート”イベント』を継続的に主催しています。
同じ空間で楽しい時間を共有し、
“アート”を切り口にして何かを感じたり学んだりすることを
一緒に続けていきたいと話してくれました。