宮城県気仙沼市唐桑半島。
かつて遠洋マグロ漁で賑わった町は過疎化が進み、
人口の減少と高齢化が加速しています。
しかし今、全国から唐桑半島に移住してきた人たちがいます。
中でもにぎやかな声の女性たち。
彼女たちは自らを「ペンターン女子」とよびます。
PEN.Turn(ペンターン)
= Peninsulaペニンシュラ(半島)とIターンUターンのTURN
半島移住を意味する造語です。
彼女たちは共同生活をしたり、
地元企業や食堂で仕事をしながら暮らしています。
中心人物となっている根岸えまさんは東京出身。
東日本大震災の当時は大学生、ボランティアとして活動。
唐桑半島の民宿「つなかん」で寝泊りをしていた一人でした。
応援しに来たはずなのに、ボランティアの自分たちが応援された、
「明日生きっぺ」と強く生きる人たちに出会い、
さらに漁師さんたちとも顔を合わせるうちに打ち解けていきました。
大学卒業後に移住し、いまでは家族のように過ごす時間も。
新たなつながりは今も広がり続けています。
地元の人、地元に帰ってきた若い人、そして移住してきた自分たちが
そこで一緒に暮らし、一緒に何かをやっていくことに
わくわくするとも話してくれました。