震災で被害を受けた東松島市宮戸。
200年以上続く「えんずのわり」は月浜の小正月の伝統行事です。
男の子たちが共同生活をし、
地域をまわり“鳥追いのうた”をうたって家内安全・大漁を祈願します。
今年は残念ながら中止となってしまいました。
震災の翌年2012年、行事の大将をつとめた
鈴木海斗さんは今年成人しました。
現在は月浜でのり漁師として働いています。
小さい頃から漁師になりたかったという海斗さん。
笑顔を忘れずに一人前の漁師を目指して
海と向き合っています。
祖父・一男さんが震災後に再建した民宿を
いつか継ぎたいという思いを胸に。
そして、孫を見せてあげたいとも話してくれました。
震災により人口減少と少子化がすすんだ集落ですが、
豊かな海と
そこで向き合う若い力がありました。