岩沼市で栽培されてきたメロン「クールボジャ」
クールボジャの栽培は難しいことから“幻のメロン“と言われています。
生産のはじまりは1970年代。
岩沼市の相野釜ハウス園芸組合は長いあいだ
甘味が強く全国にファンを持つ岩沼の誇り
クールボジャの栽培を続けてきました。
2011年の震災で相野釜地区は甚大な被害を受けましたが
栽培場所を内陸に移して再スタート。
最初の年は、海水の塩がかぶった土地だからなかなか根付かなかったりと
苦難を乗り越えてきました。
生産者たちにとってメロン作りは心の支えにもなりました。
しかしメンバーも高齢化。
がんばってきたものの70歳から85歳までの7人となり
今年限りで生産をやめることを決めました。
生きる糧と心の支えになったことがよかった
メロン作りを続けることで津波のこと一時的にでも忘れられた
とメンバーの皆さんは話してくれました。
最後の収穫出荷まで今までどおり丁寧に。
そして惜しまれつつその幕をおろしました。
区切りをつけたが、生産を引き継げる団体などを模索中だそう。