みやぎで生きる 医療復興ものがたり
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復興へと、一歩一歩進んでいる宮城県。医療の現場も、医師、看護師、薬剤師をはじめ、いのちと健康を支えている全ての方々が力をあわせることで、復興に向かいつつあります。この番組では、宮城県の各地域で医療に携わる方々の姿や、その声を通して、宮城の医療の「今」と、「これから」を発信していきます。宮城だからこそ伝えることのできる「地域医療のあり方」を通して、いのちと健康を支える医療の大切さを考えていきます。
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6月28日で最終回となります。ご愛聴ありがとうございました。
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エリア 石巻市 (全4回)
2013年607
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2013年614
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2013年621
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2013年628
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●駅前北きし内科クリニック 院長
  岸 幹夫 先生
 (6月7日ご出演)
多くの仮設住宅の患者さんが安住できる自分の住まいにたどり着け、安定した生活をし、また医療に携わる立場から、医療の不安を感じずに生きていける状況ができてこそ真の復興ではないかと思っています。
岸幹夫先生
●石巻市医師会付属訪問看護ステーション 所長 看護師
  阿部 朋美 さん
 (6月14日ご出演)
復興とはダメになったものが元に戻ることを言うと思いますが、人の命は戻らないし、他にも戻らないものはいっぱいあると思います。だから、人間関係や色んな事を新しく作り上げていき続けることが私の中では復興だと思っています。
阿部朋美さん
●石巻赤十字病院 呼吸器内科 部長
  矢内 勝 先生
 (6月21日ご出演)
仮設住宅にいるということ自体が、呼吸器の疾患にもそれ以外の疾患にも重要なことなので、仮設住宅から住民が出るということが重要だと思う。同時に,深い傷を負っているので、気持ちが震災を乗り越えられて、被災者という立場から積極的に解放されることが重要だと思います。
矢内勝先生
●石巻赤十字病院 院長
  金田 巌 先生
 (6月28日ご出演)
住民が生活していけるための条件は何かというと、産業の復興しかない。医療はたかだか江戸時代からなんです。それ以前は医者がいなくてもずっと生きてきた。人は何がないと生きていけないかというと、やはり産業…仕事と収入が一番急がなければいけない課題だとずっと思っている。
金田巌先生
エリア 東松島市 (全2回)
2013年524
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2013年531
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●医療法人鳴瀬中央医院 理事長 院長
  齋藤 雄康 先生
 (5月24日ご出演)
高齢の患者さんの入院先が探せなくなり訪問診療をやらなければいけない状況になっています。今活動している訪問看護ステーションの方々と連携をとり、また石巻や気仙沼などは訪問診療の体制が整いつつあると思うので、そのような地域との情報交換で訪問診療のシステムをつくっていきたいと思います。
齋藤雄康先生
●医療法人 社団健育会
  矢本ひまわり訪問看護ステーション 所長 看護師
  阿部 まなみ さん
 (5月31日ご出演)
アンパンマンのやなせたかしさんが「生きることは喜ばせごっこの連続である」と言った言葉があり、まさしく私も喜びたいけど誰かにも喜んでもらいたいと思います。悲しみや辛さがあるから喜びがあり、復興とはその事に気付いて実行していくことなのかなと思います。
阿部まなみさん
エリア 仙台市・名取市 (全2回)
2013年510
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2013年517
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●一番町南診療所 院長
  本田 英彦 先生
 (5月10日ご出演)
今、生きていることに感謝し、震災で失われた尊い命をもって、生きることの大切さを教えて頂いた多くの方々や社会のお役にたてるよう、夢と希望をもって、心が折れそうになった時は、家族や仲間といっしょに助け合いながら、勇気をだして、毎日を一生懸命大切に過ごすことが、心の復興の過程のひとつかと感じます。
××先生
●医療法人東北国際医療会 ゆりあげクリニック 院長
  溝井 賢幸 先生
 (5月17日ご出演)
「真の復興」は人によって様々で、そう言えるようになるには非常に時間がかかると思います。なので、私自身は「真の復興」というものを考えないようにしている。
溝井賢幸先生
●医療法人東北国際医療会 ゆりあげクリニック 看護士
  工藤 良恵 さん
 (5月17日ご出演)
以前のクリニックでは、勤めてからすぐに震災に遭ってしまい、患者さんに名前も覚えて頂けなかったので、ここでは、患者さんにきちんと名前を覚えて頂けるように頑張っていきたい。
工藤良恵さん
エリア 山元町 (全3回)
2013年419
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2013年426
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2013年503
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●独立行政法人国立病院機構 宮城病院 院長
  清野 仁 先生
 (4月19日ご出演)
山元町が震災以前よりも元気な町になって欲しい。それによって宮城病院が発展し、その発展が町の復興にも貢献できると考えています。町の発展と病院の発展は双方向のものであって、切っても切れない関係です。
清野仁先生
●亘理郡医師会会長 大友医院ヒロミ小児科 院長
  大友 弘美 先生
 (4月26日ご出演)
過去は変えられないが、現在と未来は自分の意志で変えられると思います。過去を受け入れながら希望を持って未来に足を踏み出すことができて初めて復興と言えるのではないでしょうか。そのためには健康な身体と健全な心が大切で、その点でも医師の仕事は重要と感じています。
大友弘美先生
●山元町 保健福祉課技術参事兼 地域包括支援センター所長
  渋谷 美智子 さん
 (5月3日ご出演)
多くの方が亡くなった、多くの財産が無くなったということは元に戻せません。「震災がなければ・・・」と言うことがなくなることが復興ではないでしょうか。そのためにはある程度生活環境が整備され、身体や心が健康にいられればいけないのではと思います。
渋谷美智子さん
エリア 岩沼市 (全3回)
2013年329
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2013年405
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2013年412
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●特定医療法人 松涛会 理事長 南浜中央病院
  高階憲之 先生
 (3月29日・4月12日ご出演)
安心して愚痴をこぼせるような人間関係をたくさん作り、そしてそれを大事にしてほしいと思います。そういう仲間がいるということで今回の震災でとても勇気づけられました。真の復興とは、「明日を信じる事ができるようになった時」。
高階憲之先生
●南浜中央病院 看護部
  佐藤かおる さん
 (4月5日ご出演)
患者さんとは少しでもコミュニケーションを取りながら、一緒に治療をしていこうという思いでいます。不安を抱えている患者さんは非常に多いのですが、少しでもその不安を取り除いて貰えるようになってもらえればと心掛けています。
佐藤かおるさん
●南浜中央病院 看護部
  根本千春 さん
 (4月5日ご出演)
「心の病」を抱えているご家族の方ができることは“話を聞いてあげる”ことです。例えば「仕事に行きたくない。」と言っても怒って喧嘩になるのではなく、「そうだよね。1日くらい休んだら。」というような、受け止める声掛けが必要だと思います。
根本千春さん
特集・震災から2年 (全3回)
2013年308
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2013年315
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2013年322
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●東北大学 総長
  里見 進 先生
 (3月8日・22日ご出演)
生活がきちんとしないと復興にはなりません。まだまだ被災地は職場なども完全に整っていません。日常の普通の生活が送れるようになることが復興だと思っています。復興のために何ができるかを考え、できるだけ新しい研究をし、そして様々な産業を興し働く場所をきちんと提供できるようがんばります。
里見進先生
●東北大学病院 薬剤部 副薬剤部長
  久道 周彦 先生
 (3月15日ご出演)
まず、第一に、私たちが震災前の生活、医療環境を取り戻すこと。被災地域の復興計画はまだ確実には立っていません。その計画をきっちりと立てて、教育も医療も地域に戻ってこれる環境をできるだけ早く作り、その地域と一緒に復興しなければならないと思います。
久道周彦先生
●バイタルネット 営業本部長
  一條 武 さん
 (3月15日ご出演)
私たち卸業者は薬を避難所に届けるのですが、そこにお医者さん、薬剤師がいないと患者さんには渡せません。これからは、先生、看護師、薬剤師そして私たち卸会社がチームを作って医療を担っていかなくてはならないと思います。
一條武さん
●東北大学病院 糖尿病代謝科
  児玉 慎二郎 先生
 (3月22日ご出演)
これだけの大地震を経験した我々にとっては、想定外という言葉はもう逃げでしかないと思い、地震大国の日本にいる以上このような災害が起こることを常に考えていなければならない。プライバシーのない状況での共同生活を強いられている被災者の方の立場に立つということは難しいのですが、その方たちを思いやる気持ちを大事に持ってこれからの巡回医療に役立てていきたいと思います。
児玉慎二郎先生
エリア 塩釜市 (全2回)
2013年222
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2013年301
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●坂総合病院 呼吸器科 科長・内科診療部長・感染対策委員長
  高橋 洋 先生
 (2月22日ご出演)
これほどの大規模の震災ですと震災前と同じレベルに回復するということはまず不可能だと思います。元通りになるということが復興ということではなくて、今回の震災の被災経験を生かして、より地震や津波への高度な備えができる街づくりが発展的に進んでいくこと、それが私たちの目指す真の復興ではないかと思います。
高橋洋先生
●社会福祉法人「萩の里」 理事長
  阿部仁美 さん
 (3月1日ご出演)
経済的にも精神的にも自立することが、「復興」だと思っています。
阿部仁美理事長
エリア 気仙沼市 (全3回)
2013年201
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2013年208
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2013年215
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●気仙沼市医師会 会長 / 大友病院 院長
  大友 仁 先生
 (2月1日・15日ご出演)
医療だけに限らず、全体として復興ということを意識しなくなったときが真の復興かなと、自分では思っています。今はもう頭の中が復興だらけでいっぱいになっていますが、それが無くなったときが真の復興だなというふうに思っております。復興というのは、一日一日変化の連続だと思うんですが、その変化を恐れずにそこに希望を見出す、我々は絶対に復興ができるんだと、復興をうたがわないという心が大切かと思います。
大友仁先生
●気仙沼市本吉町 中上薬局 薬剤師
  佐藤友彦 先生
 (2月8日ご出演)
復興、復興といっても、瓦礫はかなり減りましたけれども、今から堤防だ、何だと作り始めていくと、また景観が変わってきて町並みが元に戻らない。というのがちょっと寂しいですね、そして一番はやはり、鉄道が通らないっていうのが大変です。今、鉄道の代わりにBRTっていうバスが走っていますが、仙台直通が一日往復2本しかないんです。そして仙台まで行くのにBRTで3時間以上かかるそうで、かなり大変です。
佐藤友彦先生
エリア 南三陸町 (全3回)
2013年111
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2013年118
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2013年125
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●ささはら総合診療科 院長
  笹原 政美 先生
 (1月11日・18日ご出演)
重要なことは医療ニーズは個々人違うのだということです。このような視点に立って患者さん一人一人に医療が提供出来るようになったときが私にとっての復興となるでしょう。聴診器も薬もない医療活動で「医の原点」を考えさせられ、さらに「人間の原点」まで考えさせられた3.11でした。
笹原政美先生
●公立志津川病院/公立南三陸診療所 看護部長
  星 愛子 さん
 (1月25日ご出演)
登米市にお借りした入院施設と南三陸町の診療所、この35km離れた2つの病院機能が一つになり、保健、医療、福祉の連携を図りながら、住民の健康管理から診療、入院、在宅までの行き届いた医療サービスを提供できること。患者様が利用しやすく、職員も働きやすい環境の病院再建が、復興の一歩ではないかと思います。
星愛子さん
●南三陸町社会福祉協議会 被災者生活支援センター
  須藤美代子 さん
 (1月25日ご出演)
高台移転の計画が着々進んでいますが、目に見えないため荒涼とした町の状況に町民は不安を感じています。 皆さんが1日も早く終の棲家で暮らせること。本来、東北には「結いの精神」(相互扶助)があります。ご近所同士の「お互い様」が復活していけば、安心して暮らせます。地域では住民同士、職場では職員同士、みんなの信頼関係と連携が円滑にいくことなのではないでしょうか。目には見えませんが、みんながつながることだと思います。
須藤美代子さん
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