宮戸月浜地区に江戸時代から200年以上続く小正月の鳥追い行事、
国の重要無形文化財に指定されています。

この地区の小学2年生から中学生が
五十鈴神社の岩屋で6日間、子供たちの力で寝食をともにし、
1月14日に家内安全･海上安全を祈願してまわります。

リーダーとして大将を務める山内紳太郎くんと、小野佑真くんのたった二人。
中学三年生の紳太郎くんは、『えんずのわり』の最後の学年です。
東日本大震災で世帯数が大きく減少…
来年は休止することが決まりました。

地域の繁栄や豊漁の願いをこめ
力いっぱい鳥追いの歌をうたった紳太郎くんと佑真くん。
歌った後、各家に合わせて願いの言葉を言うのですが
大将の紳太郎くんの家の時に、
小野佑真くんは紳太郎くんの高校受験合格を願ってくれたそう。
それが嬉しかったと紳太郎くんは話してくれました。

この行事をこの先どう続けていくのか…
経験してきた親世代も紳太郎くんも
どうにか続けていってほしいと願っています。