「レクイエムプロジェクト」
作曲家 上田益さん
作詞担当 寺島英弥さん
三保谷元アナウンサー 取材レポート
阪神淡路大震災の被災地である神戸で2008年に始まった「レクイエムプロジェクト」は作曲家の上田益さんが主催し、被災地の詩人とともに書き下ろした合唱曲を一緒に歌うことで「追悼と希望、大切ないのちへの思い」を音楽で伝えていく活動をしていて、これまでに全国10か所で活動している。仙台では2013年から継続して活動し、現在は30代から90代までの50人以上が参加し定期的にコンサートを行っている。
2026年の5月3日には電力ホールでの演奏会を開催予定。東日本大震災から15年となる今回の演奏会のコンセプトは「追悼、そして、なつかしい未来へ」。演奏する曲の一つ「なつかしい未来へ」の作詞を担当したのは東日本大震災を取材続けているローカルジャーナリストの寺島英弥さん。震災を取材続ける中で様々な被災地の人々や風景を見てきて、被災者の人たちが求めているのは「なつかしい未来」であると感じ取った寺島さんはその思いを歌詞に込めた。
レクイエムプロジェクト仙台2026は、5月3日(日)電力ホールで開催。仙台の団員に加え、東京を始めとした各県で活動をする有志団員、そして長町中や五橋中の合唱部も参加する。
https://www.requiem-project.com/
