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[9月26日(金)放送] 「第14回 ふれあい広場!」
今、行われている平成20年秋の交通安全県民総ぐるみ運動。チャイルドシートはお子さんの成長に合ったものをお使いですか?後部座席に乗車の際もシートベルトを着用していますか?交通事故はドライバー(歩行者含む)はもちろん、歩行者の一人一人の心掛けで防止できるものです。この運動を踏まえ、奥羽自動車学校と泉自動車学校共催で、今月28日(日)午前10〜午後2時まで奥羽自動車学校コースで「ふれあい広場」が開催されます。あこがれの白バイやパトカーとの記念撮影、地元泉高校の吹奏楽演奏、抽選会にさんまやお持ちの振る舞い(数量限定)など、盛り沢山の内容です。特に、バスやトラック、牽引車の運転を体験できるのは貴重な機会。また、これだけ声を大にしても根絶されない飲酒運転を防止するための「飲酒疑似体験」は、泥酔状態のゴーグルを着用すると千鳥足になったり足がもつれたりと、判断能力や感覚がどれだけ麻痺するのかがよくわかります。お酒を飲むと気持も大きくなりますしね。 家族みんなで楽しめるふれあい広場。足を運んでみて下さい。 おしまいに、私の3年半のラジオカー生活は今日でおしまいです。皆さん、本当にありがとうございました。正直、午前3時半起床の毎日は最後の最後まで完全に慣れたとは言い切れず、何度も目覚まし時計を止めては再び眠りにつく日々でした。午前6時、TBC出発時に何より嬉しかったのは太陽でも青空でもなく、ラジオカーに手を振って見送って下さる方々に会えること。これでようやく心にエンジンがかかるのです。失敗しても落ち込んでも、私は「聞いてくれる皆さん」が味方だと思っていたから、続けてこられました。皆さん、心からありがとうございました。謝謝! (高橋亜由美)
[9月25日(木)放送] 「私は91歳 現役アスリートです!」
明日から開催される第29回全日本マスターズ陸上競技選手権宮崎大会。最年長選手は、砲丸投げ・円盤投げ・やり投げの下川原孝さん(岩手)102才です。彼が現役でいる限り、引退するわけにはいかないとおっしゃるのが、宮城県の最年長出場選手の佐藤三郎さん91才です。自衛隊を退職した仲間の体力低下を目の当たりにし、自分も何かやってみよう!と65才で始めたのが、陸上。短距離から、知人の勧めでやり投げに転向。あくまでも独学。見様見真似で練習し、始めは他選手の足元にも及ばない記録でした。そして練習のし過ぎで、67才で箸も持てないほど肩を痛めました。そのときの悔しさが、佐藤さんのアスリート魂をより強いものにし、次々に日本新記録を更新。85才で樹立した、やり投げ28m12cmは未だに破られていない上、昨年はM90の部で12m06cmとこちらも日本新記録。今大会、やり投げM90には佐藤さんのみの出場ですが、誰が出ようと出まいと関係ない、目標の20m超を達成するだけ、と。他選手の顔ぶれを見ても、そう驚くことはない!と自信に満ち溢れています。雨の日も風の日もグラウンドに出て、自宅では砲丸の上げ下げで肩を鍛えた、この人一倍練習したということが佐藤さんの強さの秘密なのです。今大会は3冠を狙っています。金メダル以外はメダルに値しないという、まるで五輪選手なみの佐藤さん。調子はバッチリ、この後ご自分で車を運転し仙台空港へ向かいます。 (高橋亜由美)
[9月24日(水)放送] 「第38回日本童謡賞 特別賞 受賞!」
日本童謡賞は、童謡の普及に努めた人に贈られる賞ですが、この度東北では初めて仙台童謡愛好会の主宰、桜井恵美子さんが受賞されました!7月には贈呈式に出席、これまで数々の賞を頂いたが、この賞が一番嬉しい!190人にも及ぶ会員全員で獲得したと思っている、と喜びを語ります。そんな恵美子さんがいち早く受賞の報告をしたのは、共に会で活動する次女の真樹子さん。真樹子さんは「母が、またその母から童謡を教わったように私も小さい頃、母から教えてもらった。小さい頃の歌の衣装は母の手作り。料理もおいしいし女性としても尊敬している」と喜びいっぱいの表情です。 恵美子さんにとって、童謡は一部というよりご自身そのもの。どんなに疲れていても会員の顔を見ると疲労は吹き飛ぶし、家族のような存在なんです、と。また、発足23年、仲間の存在はもちろん、続けてこられたのはご主人のサポートもあったからこそです。週末には家庭音楽会を開いていた桜井家。これは、仕事の都合で週末にしか帰宅できないご主人に聞かせたくて開いていました。それを録音したり、コンサートでは裏方として支えてくれたりご主人には感謝、感謝です。 「童謡はね、お母さんが子どもに伝えるものなのよ」とおっしゃる恵美子さんは、今後も現代のの子供達にコンサートなどを通し歌の楽しさを伝えて行こうとお考えです。どんなものより温かい気持にさせてくれるのが母のぬくもり。童謡=母が子を包む温かさなのかもしれませんね。 (高橋亜由美)
[9月23日(火)放送] 「コスモスが身頃!」
秋を告げるコスモスの花言葉は、乙女の真心。一面に咲き誇るコスモスを見ると、正に失いかけていた(?)その気持を思い出します。コスモスまつり2008(〜10月19日)が開催されている国営みちのく杜の湖畔公園では、今、広々とした二箇所の畑で16品種150万本のコスモスが咲いています。蔵王連邦が見渡せる畑には、オレンジ色のキバナコスモスやレモンイエローのレモンブライトなどの山おろしの風にも強い品種が、古民家に囲まれたのんびりした畑には、淡いピンク色したコスモスやチョコレートの香り漂うチョコレートコスモスなど珍しい品種が彩りを加えています。今年は8月の日照不足で、一週間から十日ほど開花が遅くなり、その分 月上旬までは思う存分花を愛でることができるというわけです。 秋風に身を委ねているかのように見えるコスモスですが、気温が低くもしかしてプルプル震えているのかな?まつり期間中は様々なイベントも開催されていますので、是非足を運び、コスモスたちを温かく包んで下さい。 (高橋亜由美)
[9月22日(月)放送] 「加美農生が交通安全キャンペーン!」
昨日から始まった「平成20年秋の交通安全県民総ぐるみ運動」に伴い、色麻町では色麻町役場と加美警察署、そして宮城県加美農業高校が連携し「交通安全マナーアップ交差点キャンペーン〜人垣作戦〜」が今日、四釜交差点で行われる予定でしたが、雨のため中止。当初は家庭クラブと農業クラブの8人が、生活技術科の1〜3年生が今月末に控える前期末考査の勉強と両立しながら手作りしたフェルト製のマスコット「ぶじかえる」と、農業科の生徒達が校内の農場で育てたリンゴ「つがる」をセットにしてドライバーに配布する予定でした。が、上空の雨は一向に止む気配はなく…。 それでも、彼らのドライバーに対して交通安全の意識を高めてもらおうという気持は変わりません。自転車通学の菅原さんは、雨の朝は車の激しい水しぶきで制服のスカートが濡れたことがあるし、家族に車で送迎してもらっている児玉さんは、対向車がとまれの表示で一時停止しないというマナーの悪さを指摘します。他にも、歩行者の信号無視も目立つという意見も聞かれました。 今月18日現在、9月の県内の交通死亡事故は11件、死者は12人と多発しています。総ぐるみ運動の基本方針は高齢者の交通事故防止ですが、ドライバーのマナーの悪さで迷惑を受けているのは高齢者だけではありません。ドライバーも歩行者や自転車の立場にたって、また歩行者もドライバーの立場にたって双方で思いやれるように心掛けましょうね。 (高橋亜由美)
[9月18日(金)放送] 「大学生の編集者!〜仙台ウォーカーは私たちが作りました〜」
大学生が編集者?!そうなんです、仙台の情報満載のweb連動雑誌「仙台ウォーカー(\840)」のコンセプト”仙台に住む幅広い世代の人が楽しめる雑誌”は、宮城大学の金子孝一教授率いるメディアエンタメゼミの3年生10人が考案しました。そして「仙台瓦版」は、学生から見た仙台のおいしい店やおもしろスポットを、学生がアポイントから取材、写真撮影、原稿書きも担当。発行した滑p川クロスメディア(東京)から「仙台を良く知るのは日常的に街を歩く学生がよく知っているだろう」と、金子教授に依頼があったのです。 学生たちが先ず取り掛かったのが、泉中央や若林、宮城野など市内を11エリアにわけること。その中で、庄子ゼミ長は生まれ育った青葉区八幡・国見を担当しました。取材では長く住んでいながら一度も行ったことのないおまんじゅう屋さんに八幡名物があったことなど、新しい発見がありました。取材時が仙台七夕まつりからお盆にかけてだったため、なかなか取材に応じてくれない店もあり、そんなときは何度も足を運んでは取材依頼をしたそうです。 登米市豊里出身の千裕さんは、地下鉄で通る程度でしかなかった北仙台を担当しました。通るといっても、下車するまでではなかったので、全く土地勘のない中で、あえて地図を持たずに道行く人に尋ねながら一日中歩きました。取材前にはこっそりお客さんとして来店し、一度自分の舌で味を確認してから取材するという本格派。シュークリーム屋さんでは、一から作り方を教わって…と充実した取材だったようです。 いざ取材が始まると、一体何から聞けばいいの?と始めは困惑しましたが、今では人のぬくもりに触れ大切な一冊になりました。本当に学生が作ったの?と疑ってしまうほど、本格的な内容ですから是非ご覧下さい。 (高橋亜由美)
[9月18日(木)放送] 「毎朝のウォーキングは欠かせません!」
私たちGoodモーニング出演者は「この番組で一日が始まります」という嬉しい言葉をかけて戴くことがありますが、そんな私たちも本番前に元気をもらってからスタートを切るのです。私にとっての朝一番の元気の源は、毎朝TBC隣の結婚式場前ですれ違う多田良男さん(65)。午前6時にTBCを出発するラジオカーに向かって必ず「行ってらっしゃい!」と手を振って見送って下さる多田さんは、ラジオをつけながら毎朝ウォーキングをしている方です。毎朝6時前には自宅の向山を出発します。今朝は、八木山商店街やTBC前を通って、八木山動物公園前でストレッチという”いつものコース”で約4km、一時間半かけて歩きました。歩くペースは無理のない程度、天候不良時は距離を短くするなど工夫するのが長続きの秘訣。力は沸々と湧き上がる朝は、八木山動物公園から青葉城址前のウネウネ坂を下り、瑞宝殿まで足を延ばすこともあるそうです。 多田さんがウォーキングを始めたのは今から一年半前のこと。岩沼の工場を定年退職し、半年間自由気ままま生活を送っていたら10kgも増量!これは大変だ!と思った瞬間、以前からのお兄さんが口を酸っぱくしてアドバイスしていた言葉が蘇りました。腰を痛めたお兄さんは、多田さんの現職中から「定年したら走らなきゃ!歩かなきゃ!」とおっしゃっていたのです。以来、ウォーキングは日課となり、7kg減量にも成功。すれ違う人たちとの触れ合いや、四季の移ろいを感じながら充実したひとときを過ごしています。汗を流した後は奥さまの作る朝食を。今朝は、塩引きに納豆ご飯でした。その後は、たまっていたアナログビデオ編集や盆栽に勤しみます。身も心も健康なだけあり、チャレンジ精神旺盛です。今後は、詩吟や民謡、カラオケ(十八番は「北の大地/松山千春」)も習ってみたいし、奥さまと国内旅行をいっぱいしたそう。声がはつらつといるのは、毎朝のウォーキングによって育まれたのでしょうか。ラジオカー出発時にいつも交わす挨拶に、一日のスタートだ!眠気なんて飛んでいけ!と気合いを入れる私でした。 (高橋亜由美)
[9月17日(水)放送] 「仙台屋食堂〜千客万来を目指して〜」
先月29日にオープンしたばかりの「仙台屋食堂」。工場に囲まれて見落としそうな場所に、ひっそりとその佇まいはあります。グレーの年季の入った2階建ての建物で看板もない、本当に営業しているのか?と思ってしまうほどですが(失礼!)、店主の山内さんは、午前11時の開店(15時まで・平日のみ営業)に向け、午前8時から仕込みをしているんです。しかし、一日の来客数は両手で数えても足りるほど(!)。経費がかけられないだけに全てを手作りしなくてはならず、看板制作もこれから着手。それにしても「店頭の自動販売機の方が儲かっています」だなんて…。 そこで急遽旗揚げされたのが「Goodモーニング商売繁盛プロジェクト」!私たちは山内さんの壮絶な人生、苦難を乗り越えたことに心動かされたのです。山内さんは、中国料理この道25年で県内ホテルの料理長も務めていました。しかし、3年前に腰を悪くし入院、その間ホテルは倒産。行き場のない、不安と絶望の日々を過ごしていたとき、ホテル時代にお世話になった仙台製麺所のオーナーが「うちの空き店舗で食堂をやってみないか」と救いの手を差し伸べてくれたのです。社会復帰を目指していた山内さんにとっては願ってもないチャンス。早速今年6月からペンキを塗ったり、ガスレンジを解体してガスの通りを良くしたり、たった一人で再起をかけました。お金がかけられずとも、支えてくれるのは家族や仲間、そして25年のキャリアです。野菜は農家である実家から、肉は決して高価なものではありませんが、旨みが出る”25年の技”を活かして。カウンター越しにお客さんと交わす会話は、ホテル時代より距離が縮まっている感があり大切にしたいそう。もちろん、味は折り紙つきです。今朝頂いた「豚肉とナスの甘みそ炒め丼」は、こってりしないように自家製みそから作るほどの力の入れようです。「お客さんにびっくりして欲しいんです。外観はありふれた大衆食堂だけれど、味は本格的ですから」と。次々にレシピが浮かび、調理して携帯カメラに収めてはいつか発表したいという夢もあります。その前に千客万来!丁寧な仕込みを心掛ける山内さん=「山ちゃん」。今日もじっくり丁寧に調理場に向かいます。 (高橋亜由美)
[9月16日(火)放送] 「杜の都を本の都に!」
ここ仙台を本で溢れる街にしようと活動しているのが、杜の都を本の都にする会です。発起人の武田さんの本業は詩人。これまで様々な詩に触れ、ご自身もいつかは「本を出版したい」という夢があります。もちろん武田さんにとって本はかけがえのないもの。今、手元にある本は宝物といっても過言ではありません。多くの本との出会いの中で気付いたのは、詩があまりにも読まれていないことと本は勉強するものと難しく考えている人が多いのではないか?ということです。そして、慌しい毎日の中で言葉が粗末に扱われている現状に嘆き、杜の都を本の都にする会を立ち上げたのです。その第一歩として、10月25日(土)〜11月3日(祝)までは仙台市内3書店で、市民から募った古本1,500冊を販売する本との出会いイベント「Book!Book!Sendai」を開催します。漫画に絵本、洋書など販売する本のジャンルは問いませんが、値段と屋号は参加する人に一任されます。武田さんご自身も今、何を出そうか、本と向き合っては迷っているそうです。 一方、本を全く読まないという佐藤さんは、本がないだけに大正10年の仙台の復刻版地図や昭和初期の仙台の風景を映し出したハガキを出そうと考えています。実は佐藤さん、9月30日(火)の発売に向け、今は昭和24年に旅行会社JTBが作成した仙台の観光マップを復刻しようと、日々作業に追われているんです。長町には競馬場、映画館は10施設、仙台市中心部には市電が開通して街が賑わっている様子が伝わってくるかのようなマップです。おじいちゃん、おばあちゃん、家族揃ってそれぞれの当時の町並みを語り合って欲しいという佐藤さん。彼もまた、本やマップを通し「ゆとり」を持って欲しいと願う一人なのです。 (高橋亜由美)
[9月15日(月)放送] 「男こそ料理を シニア男性料理教室活動中!」
小学校は男校舎で、教員時代は柔道部顧問と男社会で生き抜いてきた安海さんが奥さまの和子さんと一緒に5年前に立ち上げたのが、賢和会「男の台所」です。以前、お二人が高齢者に弁当宅配サービスをしていたとき、80才のおばあちゃんが手を合わせて「ありがとう」とつぶやいたシーン。体の不自由なご主人のためにお弁当を注文するおばあちゃんは、自身も思うように台所に立つことができずにいたのです。そして「病気になっても地域に支えられるような社会を作らなくては」と思い、男性シニア向けの料理教室を開くことに決めたのです。「『食』という字は”人が良くなる”と書くように料理に男も女もない。また有名料理店のシェフには男性が多いように男は料理ができないのではなく、知らないだけだ」という賢さんのしっかりした志で教室は始まりました。メトロポリタン仙台の料理長だった佐々木氏、現料理長の須藤氏の指導の下、メニューは栄養士と賢さんが考案し、ご飯の炊き方からしめさんまなどの季節料理に至るまで年40回の教室は本格的です。デザートは「リンゴのコンポート」「豆乳プリン」などお孫さんと作れるものを、と工夫しました。始めは何も知らずに台所にあった切れの悪い包丁を持ってきていた人も、5回も通えばキャベツの千切りが出来るように。そして、教室で得た知恵は社会に還元するのが男の台所のモットーで、デイサービスセンターで出前講座を開いたりしています。高齢社会は他人事ではないだけに、真剣にその問題と向き合う皆さん(OB・現役生は300人)。料理というツールを通して仲間を増やして欲しい、そしていつか男の台所を全国発信したい!それが男社会で育った安海さんの夢なのです。 (高橋亜由美)
[9月12日(金)放送] 「18th 定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台!」
いよいよ今週末は18th定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台です。年々参加バンド数が増え、今年は過去最多の714グループ、4,550人もの”ミュージシャン”たちが仙台の街を音楽一色に染めます。その中の1グループ、中2と幼稚園年長の兄弟ユニットEISEI+SEISYOは今年2回目の参加です(14日15時〜ルナール仙台ビル前)。彼らは今年のTBC夏まつり他、青葉まつりやZEPP仙台でもステージ経験のある実力派。ハードディスクレコーダー(音源)に合わせてドラム2台で、Dave WecklやSynchronized DNAや詠世くんのオリジナル曲を演奏します。オリジナル曲は、詠世くんが登校時にひらめいた曲を鼻歌にして、お母さまがキーボードで演奏し録音。もちろん、ジャズフェスでも演奏します。 二人の演奏は息がぴったりで、兄弟の絆を感じます。演奏中、お兄ちゃんに目で合図を送る世丞くん。これは「気持が一緒だよ」のメッセージなんだそうです。二人はともに1才の頃にスティックを握り始めました。お父さんのバンド練習に同行し、暇つぶしに持たされたスティックがきっかけで、本格的に始めるように。今では、一日1時間の練習は欠かしません。今年のジャズフェスには、お父さんのバンド「SUPERSHOES(13日15:50〜仙台商工会議所前)」にも参加し、トリプルドラムを披露!将来は「プロドラマー」の詠世くんと「ウルトラマンになります」の世丞くん。そんな二人を是非応援して下さいね! (高橋亜由美)
[9月11日(木)放送] 「61歳現役サーファー!」
61才で現役サーファー、越後一雄さんはサーフィン歴42年目に突入!共に汗を流した仲間はだんだん現役を退き、おそらく越前さんが県内最年長です。 仙台市出身の越後さんがサーフィンを始めたのは、20才の頃。高校時代はヨットに熱中し、サーフィンの存在すら知りませんでした。それが、たまたま湘南へヨットハーバーを見に行った折、サーフィンを間近で見て心揺さぶられるように。個人競技で、好きな時間に好きなだけやれる!そんなところに惹かれ、仙台市内で必要用具を揃えました。とはいえ、サーファー人口が圧倒的に少ない時代ですから、足りないものも多かったそうです。例えば、流れ止めやワックス。これらは、越後さんを応援する仲間が東京から送ってくれました。 初めて波にのったときのことは今でも鮮明に覚えています。ラッキーなことに初心者にもかかわらずスープ(波がブレイクした後に発生する白波)に乗ることができ、俺はうまいかも?と…。しかし、そんなに甘いものではなく以後、苦戦しつつも独学でサーフィンを追及しました。やがてサーフィンショップを開き、弟や従弟をも波乗り仲間にし、今では、二人の息子さんもサーファーに。長男の将平さんにおいてはショートボードのプロになるまでに成長しました。 そんな越後さんは8月末に南相馬市の北泉海岸で開催された「2008年度 第43回全日本選手権サーフィン大会」のロイヤルクラス(日本サーフィン連盟の役員だけが参加できるクラス)で、最年長サーファーとして参加。年齢を気負いはなく、勝負だから年齢は関係ありません!ときっぱり。若いサーファーについても、「波はその日の天候によって違う。絶好の場所を見極める目は42年続けたからこそわかるもの」と。越後さんの目標は、一日でも長くサーフィンを続けること。好きなことが出来るって幸せ。これからも宮城の最年長サーファーとしてリードして下さいね。 (高橋亜由美)
[9月10日(水)放送] 「宮城県民歌ってご存じですか?」
宮城県民歌「輝く郷土」をご存じですか?これは戦後、荒廃した宮城の復興を願い昭和21年に宮城県と河北新報社が公募して出来た歌で、作詞は旧桃生村の農家、遠山徳男さん(選ばれたときは村をあげてお祝いしたそうです)が、作曲は県内の多くの校歌を作った福井文彦氏、編曲を古関裕而氏、歌は藤山一郎氏と安西愛子氏によって完成しました。特に60代後半以降の県民なら、おそらく学校で日常的に歌われていたのではないでしょうか?栗原市鶯沢出身の鈴木さんもその一人です。中学生の頃、毎日学校で歌っていました。当時は生活が苦しく、たまに訪れる仙台は焼け野原だったが、この歌を聞いたとき復興の意気込みが感じられた、とあの頃を振り返ります。 やがて高度成長期を迎えて新しい日本が構築され、この歌が存在したことすら忘れられつつあった昭和42年。当時27才だった鈴木さんが教諭として、宮城野区岩切小の改築で廃棄処分をしていたときに、このSP盤レコードを発見しました。懐かしくて、懐かしくてこれだけは捨てちゃいかん!とその後、何度となく引越しを繰り返しましたが、これだけは大切に保管していたそうです。B面の「宮城県体育歌」は昭和27年、7回目の国体が福島・宮城・山形の三県共催で行われたときに、県内の卓球会場レジャーセンターでかけられた歌です。これでマスゲームを踊った方も多いそう。 レコードにじっと耳を傾ける鈴木さんは、懐かしそうな表情です。これを歌った青春時代を思い出されているのでしょうか。今、鈴木さんは心の中で温めている思いがあります。それは、個人で所有しているだけでは勿体ないので、これをCDにし義捐金を栗原の復興に充てたいということ。まずは、10月25日に仙台市歴史民俗資料館でのイベントでその第一歩を踏み出します。 (高橋亜由美)
[9月9日(火)放送] 「美味!仙台長なすの砂糖煮」
仙台長なすといえば漬物!ですが、お菓子=砂糖漬けがあるんです。九十三庵喜久知の「長茄子の詩」は、仙台長ナスを砂糖水に漬け、甘納豆風に砂糖をまぶしたお菓子です。仙台が誇る秋野菜といえば長なす、これで銘菓を作りたい!とこのお菓子のためだけに長ナスを育てる若林区七郷の農家と契約を結び、6月から長ナスが収穫できるまで(だいたい11月)限定販売しています。 長茄子の詩を見たお客さんは、これなーに?本当にナスを使っているの?もしや漬物?と色々な疑問を抱くようで、もちろん私もその一人。煮込むため、色は茄子独特の青から黒っぽくはなるものの、形はだいたい保たれています、ヘタもついたままですし。そこで一口頂いてみたところ…。ナスのねっとりした食感でこのまま甘さが続くのかと思いきや、タイミングを見計らっているかのように甘さがすっと引いていく感じがしました。この甘さの加減を追求するのに時間がかかったそうです。これ以上甘くすると砂糖が固まるし、甘くしないようにすると日持ちがしなくなるなど、試行錯誤の末に完成したお菓子なのです。ナスのふっくら感を出そうとするとシナシナになるし、師匠にも助言をもらいながら作られたそうです。今はこれで満足!という菊地さん。本番後も問い合わせの対応に追われていました。多くの方が興味を持たれたようです。何ていったって仙台長ナスのお菓子ですもの。緑茶にもぴったり。このシーズンならではの味をご賞味下さい。 (高橋亜由美)
[9月8日(月)放送] 「野草園で秋の草花を楽しもう!」
キキョウ、フジバカマ、オミナエシにススキ、仙台市野草園には秋の植物がいっぱいです。今日は青空。ツクツクボウシやコオロギたちの音色も響き渡っています。今年は空梅雨に加え、ここのところの雨続きで植物にとってはあまり良くなかったとはいうものの、植物たちは久しぶりの太陽の光を浴びて嬉しそう。 そんな中、今月13日(土)〜23日(火・秋分の日)まで「第50回萩まつり」が開催されます。会期中の土日は、野点や琴の演奏会が開かれたり、毎日先着100名に萩のお茶のプレゼントがあります。今年は、春にリニューアルオープンしたばかりの鉄骨2階建て野草館からスロープをつたって萩トンネンルへ行くコースがありますので、足の不自由な方や車いすの方も思いっきり楽しむことができます。主役の萩は今春植栽したばかりで、トンネルを覆い尽くすまでにはもうしばらく時間がかかりそうですが、その成長過程をも温かく見守っていきたいものです。また先月末からの悪天候で開花が1週間から10日ほど遅れていて、見頃はまつりの終盤になりそうだということです。萩の草丈がトンネルの丸みに沿うよう、技師の皆さんは、草丈が伸び始める5月から支柱に紐で500箇所も縛ったりときれいな萩を見てもらおうと作業をされてきました。紫の小さな花は、今、新生活に緊張している幼稚園児のようにあどけない表情をしているかのよう。そんな萩を愛でに、仙台市野草園に出掛けてみませんか? (高橋亜由美)
[9月5日(金)放送] 「北京五輪日本代表! 〜スポーツ選手だけじゃないんです!〜」
多くの感動をもたらしてくれた北京五輪。今日は、そんな選手たちに選手村で最高のサービスをした「北京五輪マクドナルド日本代表クルー」の千葉惟さんにお会いしました。さすが日本代表!千葉さんの笑顔はがんばろう!という気持にさせてくれます。 千葉さんがマクドナルドでアルバイトをするようになり早4年。今はアッセンブラーとして、ハンバーガーの組み立てや包装を担当しています。マクドナルドでは年に一回「オール・ジャパン・クルー・コンテスト」といい、アッセンブルの他、カウンター(注文受付・接客)やグリル(ミートパティを焼く)など8つの部門のチャンピオンクルーを決める大会があり、千葉さんは昨年、14万人もの全国のマクドナルドアッセンブラーの頂点に立ったのです。いかにスピーディに、なおかつもてなしの心で笑顔で接することができるかを競うこの大会。優勝したい!という気持を強く持ちつつ、笑顔とお客さまが食べて嬉しいと思えるようなものを作ろうと心掛けて臨みました。実はアッセンブラーの優勝者は東京在住の男性でしたが、彼が就職活動で北京五輪へは行けず、千葉さんが繰り上がることに。 北京では選手村の他にMPC(報道機関)でも仕事をし、世界36カ国の代表クルーたちと「どうやって選ばれたの?」「どれくらい働いているの?」など話し、マクドナルドについて沢山の知識を得ました。英語が苦手な千葉さんは、ボディランゲージと笑顔で乗り切りました!と。選手村は和気藹々としているようにも見えますが、ピリっとした緊張感の漂う場所だったそう。そんな中でずっと応援していた水泳の柴田隆一選手が来店したときは「この仕事をして良かった」と心から思えたそうです。 これからは公務員を目指しながら、アルバイトも頑張るつもりです。今は店内で後輩達を指導する立場。そのすてきな笑顔をいっぱい広げて下さいね。 (高橋亜由美)
[9月4日(木)放送] 「ゴスペル音楽でチャリティ!」
今年2月、ラジオカーで取材した大崎市岩出山上野目小学校も岩手宮城内陸地震で大きな被害を受けました。鉄筋コンクリート製普通校舎の柱に亀裂が入ったり、体育館は窓枠ごとガラスが落ちて立入禁止に。プールは、循環や排水用パイプが寸断されて使えず、近隣の池月小や岩出山小のプールに通いました。今、こどもたちは学校敷地内の特別棟で授業を受けています。 そんな上野目小学校のこども達に元気になってもらおうと、9月14日(日)午後2時からリオーネ古川でチャリティーライブを開催するのが、古川のゴスペルサークルJOY&JOYkidsです。数年前から上野目小学校でゴスペルコンサートを行い、手拍子や口ずさんだりとコンサートを盛り上げてくれた子どもたちへの感謝の気持、コンサートで集まった義捐金を学校に寄付して改修工事に役立てて欲しいという思いで今回のコンサートを開きます。 コンサートでは、4才から50代のメンバー50人の他、ハッピークワイヤーといいイベント時にのみ参加するゴスペル大好きメンバー10人の総勢60人が、オーレンブレイスウェイ氏(CHEMISTRYや浜崎あゆみさんのバックコーラス、T・D・S「スターライトジャズ」のメインボーカルを務めた方)ら3人の豪華ゲストを迎え、生演奏でゴスペルの定番ナンバーを中心に歌います。彼らが心掛けていることは「One Voice One Heart」。時に子どもがリードしたり、絆を大切にしながら年齢差を感じさせない歌声はJOY&JOYkidsならでは。指揮をとる武田さんも真夏の太陽のように明るい方。皆さんの歌は「力」になるはず、そう確信したひとときでした。 (高橋亜由美)
[9月3日(水)放送] 「炊き出しボランティア!〜自分が生まれた故郷ですから〜」
6月14日午前8時43分に起こった岩手・宮城内陸地震。栗原市栗駒岩ヶ崎で外車の中古車販売会社を経営する伊藤さんは、その地震を自宅アパートで体験しました。立てないほどの強い揺れで、家の中はめちゃくちゃに。その後、出社してジャッキから落ちた車をもとの状態に戻しながら、従業員の及川さんらと「特に耕英地区がひどいらしい。まちのために炊き出しをしよう!」ということになりました。何といっても伊藤さんにとって栗駒は32年間生まれ育ったふるさと。こういうときだからこそ、力になりたかったのです。 早速、栗原市役所を訪ねましたが断られ、許可が下りたのが震災から5日後。その日から6月末日までの毎日9時から夜9時まで、キッチンカーで避難所のみちのく伝創館で炊き出しを行いました。始めは役場や消防、自衛隊、報道関係者への食事でしたが(一日あたりカレーライス300食、温かいそば・うどん300食、冷たいそば・うどん300食)やがて被災者にも振舞うようになり、「いつまでも下を向いてばかりはいられない。伊藤君たちを見てがんばろう!と前向きになったよ」という嬉しい言葉をかけられるようになりました。仮設住宅が設置されてからも炊き出しは続き、伊藤さんらの活動を知った関東圏の見ず知らずの人からも「私も力になりたい」と連絡がきて、全国のボランティア仲間も伊藤さんらをサポートしてくれたそうです。炊き出しの材料費は全てポケットマネー(一日約5万円)でしたが、住み慣れたまちを往来するレスキュー隊を見ると、ふるさとが大変なことになっているということを実感し、そんなまちのために支援して下さる皆さんに、そして必死に立ち上がろうとしている被災者の皆さんを支えたい!その一心でした。伊藤さんにとって栗駒はふるさとであり、自分を育ててくれた場所。やんちゃな少年だった伊藤さんを大きくしてくれたのも地元の人たち。そんな皆さんに恩返しをしたい!一刻も早く「日常」に戻れるよう、今日もキッチンカーで仮設住宅へ向かうのです。 (高橋亜由美)
[9月2日(火)放送] 「家族を写した8ミリフィルムをDVDに!」
昭和30年代前半から普及し、昭和40年代には黄金期を迎えた8ミリフィルムをDVDにしてみませんか?何が映っているかわからないからといって捨ててしまうのは勿体無い!と訴えるのは、クリップクラブの坂本さんです。8年前、自分達の技術を役立てたいと始めたのが8ミリフィルムをDVDにすることでした。この8年でダビングした本数は約500本。その8割が、家族の記録や子どもの成長で、中には大阪万博に出掛けたときの様子が映し出されたものも。依頼主は撮影者の子どもや孫達で、30本ものフィルムをDVD化した方もいるそうです。これだけの本数を預かると、幼い頃からの成長過程が一気にわかるので、映像の中に入り込んだ坂本さんは、フィルム内の主人公を他人とは思えなくなるのだそうです。同時に、多くの愛情を受けて育ったんだな、とじーんとすることも。 これ以外にも、作業をしていると時代の変遷にも敏感になります。例えば、以前は夏は菖蒲田浜、秋は芋煮、冬は泉ヶ岳や蔵王へ出掛けるというように季節の楽しみ方はどこの家庭も同じでした。それに比べ今は、遠出をしたり、自宅でバーベキューをしたりと多様化しているな、と。 皆さんのお宅にも眠っていませんか、8ミリフィルムが。心の中にしまっていた思い出が、蘇る瞬間、是非活用してみてはいかがでしょうか? (高橋亜由美)
[9月1日(月)放送] 「仙台市で秋のアレマキャンペーン スタート!」
今日から9月。仙台市では10周年を迎える「2008秋のアレマキャンペーン」が始まります(10月19日まで)。これは、仙台市民の皆さんがアレマ隊員として、道路や公園などの公的な場に落ちているゴミを拾い、仙台の街をきれいにしようというキャンペーンです。ポイ捨てを目の前に「アレマ!」と口に出す、心の中でつぶやくなどポイ捨てに反対する意思のある人は誰でも隊員になれます。昨年度は延べ8,857人もの方達が隊員として、この活動に賛同しました。昨年度拾ったゴミの数のトップは吸い殻で16,845個とダントツです。青葉区内の住宅地に多く捨てられていました。次いで、お菓子の袋などのプラスチックやビニール袋で4,609個。海岸清掃では、発砲スチロールも目立ちました。ゴミが散乱しているとせっかくきれいな街がくたびれて見えます。そこで今回のキャンペーンでは、3つのコースから一つ選び、ゴミを拾うだけでなく、拾ったゴミを種類別に数えたり、具体的な解決策を見出したりしながら、市民が心の底から誇りに思える街を目指します。ゴミを拾って初めてわかることが沢山あります。町内会単位で清掃をしようと呼びかけたり、中には罰則が必要と強く訴える人もいます。子どもの見ている前で、あるいは見ていないからといってポイ捨てするのは大人失格だと思います。秋には仙台・宮城デステネーションキャンペーンも控えています。一人一人の心掛けで、ゴミのない街を目指したいですね。 (高橋亜由美)
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