「仮設住宅から孤独死を出さない」コミュニティ形成
聞き手:伊藤晋平アナウンサー
あすと長町仮設自治会町 飯塚まさひろさん
現在「あすと長町仮設住宅から孤独死を出さない」という宣言のもと、仮設自治会町 飯塚まさひろさんは仮設住宅でのコミュニティ強化に努めてきました。今後仮設住宅から復興公営住宅に入ったり、他の地区から移住してくる方も多くなることが想定され、飯塚さんは3個所の復興公営住宅と長町の仮設住宅を結ぶ「3プラス1のコミュニティ形成」を目指しています。長期的に考えるとこれまでの維持にとどまらず、生活に合わせた新しいコミュニティ形成が必要だと考えているからです。
これからは自分が作った道を、意思をついでくれる人に復興復旧をまかせて世代交代をしていきたいとお話し下さいました。
「宮城県漁協の今」3回リポート(第1回目)
聞き手:藤沢智子アナウンサー
亘理町:宮城県漁協仙南支所亘理 運営委員長 菊地伸悦さん
「震災後、1日でも早く海に出ていかなければならない」…漁協からみんなが離れていかないようにその思いは日に日に強く焦りも感じていたと菊地さんは当時を振り返ります。
海を生業にしてきた人たちの感が鈍らないよう、漁協の立て直しを始めた頃は「半分戻ってきてくれるかどうか」不安でした。
はじめはカキ・海苔・ほたての養殖が以前と変わらずできるよう、まずは船の手配・手当から始め漁協・宮城県・国との折衝もようやく震災3年8カ月たった今まとまってきました。苦労は絶えなかったのですが全体の9割船が戻り、漁協には4分の3の方々が震災前と同様漁協に戻り、また海を生業として生活できたことに安堵しています。
(続く)次回は、菊地伸悦の心境の変化をお伝えします