3.11みやぎホットライン

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2015年1月12日(月)放送

女川町 おながわコンテナ村商店街 取材リポート
リポート:菅生翔平アナウンサー

震災から3ヶ月半が経過した2011年7月1日にオープンした「おながわコンテナ村商店街」。幅6m、奥行き2m程のコンテナを使用し、8店舗が営業しています。この商店街では毎年冬にイルミネーションを行っています。今年で3回目のイルミネーション、名前は「灯(ともしび)」。商店街の皆さんやボランティアの方々が各方面から電球を集め、今回は過去最大級の5万個を越える規模になっています。代表の相原義勝さんに話を伺いました。
今回かなりの気合で実施をしたのは、このイルミネーションが今回で最後になるからです。今年3月にJR女川駅が以前よりも内陸に場所を移して再建されます。それに伴って商店街の店舗も今秋に駅前への移転が決まっていて、コンテナ村商店街は解散となります。新たな一歩を踏み出すことに違いはないのですが、全ての店舗が駅前に移転するわけではないので複雑な気持ちがあります。今は並んで営業している店舗がそれぞれ散ってしまいます。それでも店同士のつながり、絆は変わらないと相原さんは言います。
2015年、女川にとってターニングポイントの年となります。そのような中でコンテナ村が発する光、最後のイルミネーションは今月15日まで行われます。

山元町 岩佐孝子さん 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

以前に番組でも紹介した山元町の岩佐孝子さん。昨年3月に40年以上勤めた山元町を退職し、震災後にお世話になった方達の所へ恩返しをしに回りたいと話していました。しかし、退職後も様々な復興支援行事に携わり、なかなか時間が取れない岩佐さん。それでも、わずかな時間を見つけては様々な土地を訪れ、震災の語り部として震災当時の話や山元町の現状を伝えてきました。今年は北は北海道の稚内、南は九州の鹿児島を訪れて講演を行うそうです。
そんな岩佐さんの自宅には常に誰かが訪れ、終始賑わいを見せています。近所の方がお茶を飲みに来たり、ボランティアスタッフが活動の拠点として滞在したり、中には自宅で顔を合わせることはない親子が岩佐さんの家でバッタリ出会うこともあるそうです。山元町内外の人達が岩佐さんを慕ってやって来る「民宿岩佐」、これも山元の復興のために尽力してきた岩佐さんの人望の厚さだと感じます。まさに「山元のお母さん」です。
山元町の復興のために、多くの人達が山元を訪れて活気を運んで来てほしい。自分はそのための受け皿、帰ってくる場所として受け入れたい。なかなか出来る人はいないと思います。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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