3.11みやぎホットライン

月曜 19:00~19:30
tbcラジオ AM 1260kHz

radikoで聴く

2018年6月18日(月)放送

※大阪でおきたM6.1 震度6弱 の地震情報をお伝えします。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授 地震解説
根本宜彦アナウンサー取材リポート

大阪での地震は、普通は大きな地震がないというイメージです。
神戸の地震から23年経過していますが、この地震で日本中どこでも直下型の大地震が起きる、という注意喚起になったということです。周辺に活断層が集中している、浅い部分で起きた大阪の直下型地震は、23年前の神戸の地震エネルギーにしたら150分の1くらいということです。
高槻市の震源付近には、大阪府内を南北に走る活断層や兵庫県から大阪府へ東西に走る断層帯が集まっています。地震を引き起こした断層は、大阪の市街地を真っ二つにするような断層ですが、今回は断層の交差部分が震源となりました。ちょっと時間をおいて大きい地震が起きるという事例がこれまで何度もありますので、今後も注意が必要です。
「今回の地震が南海トラフへ影響しますか」という質問についてですが、ほとんどは影響がないと思われます。ただし、南海トラフ沿いの巨大地震が起きる前に、西日本の内陸での直下型地震がふえる、という説は以前からあります。今後も未知の断層、宮城県でも起き得る直下型地震、他人事と思わず、しっかり備えて注意していきましょう。

七ヶ浜高洋中学校 Fプロジェクト 渡辺遥南さん(1年生)
古野真也アナウンサー 取材リポート

七ヶ浜高洋中学校 Fプロジェクトの新1年生の渡辺さんが初めて語り部に挑戦しました。
およそ100人の新1年生を前に、Fプロジェクト6名が総合学習、活動風景の写真を使いながら自分たちの活動の内容を伝えます。緊張しているようなメンバーでしたが、しっかり自分たちの思いを伝えます。
「努力して生きようとした人たちが津波にのまれ命を失ってしまった。生きているのが当たり前と思わないで、今を大切に生きてください。」とゆっくり丁寧に、自分の気持ちを話した渡辺さん。記憶がギリギリある中学生の、今できる、中学生ならではの語り部活動をもっともっとしってもらい、後輩たちにもこの活動に興味を持ってほしいと願っています。
活動を聴いた七ヶ浜高洋中学校の1年生は「震災時のことを思い出すので最初は聞きたくないな」と思った子供たちもいます。しかし、震災の時の想い出と感情に向き合って語り継ぐことが大事であり、渡辺さんが強く思う「これからも次の世代に伝えていく」という思いが途絶えることなく続くことを願いたいと思います。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

バックナンバー一覧

3.11みやぎホットライン
トップに戻る