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2019年5月20日(月)放送

石巻市北上町 白浜ビーチパーク取材リポート
後藤 舜アナウンサー 取材リポート

白浜海水浴場は、北上港の河口にあるため、穏やかな波が特徴で追波湾を一望することができます。4月1日にオープンした隣接の「白浜ビーチパーク」は石巻市が整備したもので、今回は管理をしている北上総合支所の佐藤林生さんにお話を伺いました。
震災後の白浜海水浴場は、昔の面影が全くなく、佐藤さんの記憶と照らし合わせても何とも言えないような無力感が漂ってくる、そんな風景でした。現在の白浜ビーチパークは、かつて41世帯およそ200人が暮らしていたエリアで、震災後は住むことができなくなりその跡地にビーチパークをつくりました。
白浜海水浴場にプラスして賑わいの生まれる場所にしようと市と地元住民の協力があってこそ生まれたこの場所…。GWもイベントを初めて開催したこともあり、多くの人たちでにぎわいました。次世代を担う子ども・若者たちに少しでも楽しい思い出を作ってもらえる場所になってほしいものですね。

名取市一般社団法人プレワーカーズ 代表 須永力さん
伊藤晋平アナウンサー取材リポート

一般社団法人プレワーカーズ代表の須永 力さんにお話を伺いました。子どもマッチの遊び場を提供する活動を30年以上続けてきた須永さん。全国各地でプレワーカーとして従事し、震災後は被災した各地へ出向くなどの活動をし、2017年7月に名取市愛島に子どもたちの遊び場、くつろぎの場「○○」を開設、その後名取市の下増田に移転しました。
今年3月、東日本大震災以降の活動報告とこれからの10年をどう築いていくかに関するシンポジウムを気仙沼市で開催し、宮城の子供たちの遊び場についての実態を発表しました。
シンポジウムで配布されたアンケートでは、放課後外遊びをしない子供がおよそ8割、親世代が子どもたちが自由に遊べてないと思う一方、子供たちは自由に遊べている現状に肯定的であるなどギャップが生じていることがわかりました。震災以降、宮城の子供たちと向き合ってきた須永さんには「同じようなアンケートを自分の地域でも取ってみたい」などの声をいただいたそうです。
震災後の子供たちを取り巻く変化や考え方はアップデートされていくものなのかもしれません。子どもたちの当時の苦しみなど受け止めて、乗り越えていくために必要なもの、状況の変化など、今後も探して「子どもたちの居場所づくり」を担っていきます。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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