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2024年12月23日(月)放送

「インドネシア・スマトラ島沖地震から20年①」
SAY’S東松島 山縣嘉恵さん
JICA東北 高橋依子さん
大久保アナウンサー 取材リポート

東松島市とインドネシア・バンダアチェの交流はJICAの「草の根支援交流」から始まった。この事業は津波で傷ついた二つのまち同士が「相互復興」を目的に交流し、復興を共に考えていこうと6年間に渡って実施された。山縣さんは2016年にこの取り組みの一環としてバンダアチェへ訪問、現在でもSNSを通して地元の方と交流を続けている。
今回大津波から20年を迎えるにあたり、山縣さんはJICA東北の高橋さんと再び現地を訪問される。津波発生当日26日の追悼行事に参列し、津波避難ビルや相互復興の中で東松島市を訪れた方々が倣って始めたゴミの分別の取り組みの様子などを見学する予定だ。

「インドネシア・スマトラ島沖地震から20年②」
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
根本アナウンサー 取材リポート

続いて番組の後半ではスマトラ島沖地震・インド洋大津波がどのような災害であったか東北大学災害科学国際研究所の今村教授にお話を伺った。
2004年12月26日に起こったマグニチュード9.1を超える地震ではスマトラ島のバンダチェなどを中心に建物の被害が発生。また、タイやスリランカ、インド、モルディブなど広範囲に被害を出した大津波による人的被害は23万人を超え、一部では20mを超える津波の高さが記録された。当時は年末、クリスマス休暇後ということで海外から多くの観光客が訪れ、犠牲になった。
地震から20年が経ち復興は進んでいるが、当時の経験や教訓があまり伝わっていない。観光地ではむしろ伝えたくない、何もなかったとして沿岸部に住宅がそのまま戻ってきている現状に今村教授は懸念を示した。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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