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2025年1月20日(月)放送

「阪神淡路大震災から30年」
東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次 教授
兵庫県立舞子高校環境防災科 鈴木あかね 科長
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

今月17日で発生から30年となった「阪神淡路大震災」。1995年1月17日午前5時46分、兵庫県淡路島北部を震源としM7.3、震度7の地震が発生、6434人が犠牲となった。
この地震は震源が浅い直下型地震だったことに加え、人口が密集している場所が軟弱地盤だったという条件が重なり、被害が広まったと遠田教授は話す。
この地震後には法整備や防災に関する仕組みが整備され、その後の地震調査や予測の進歩に影響を与えている。
日本には全国に活断層があり、いつでも起きるんだという意識は必要。今後起こると言われている南海トラフ巨大地震は東日本大震災と阪神淡路大震災が複合されたような地震になると予想されているので、これまでの地震から学ぶことは多いと遠田教授は話した。

2002年に全国の高校で初めて防災学科が設けられた兵庫県立舞子高校では、15日に追悼行事が行われ環境防災科の卒業生たちが在校生に震災の話をした。
環境防災科の科長であり、自身も小さい頃に阪神淡路大震災を経験した鈴木あかねさんは30年経ったからといって、震災の経験を語り継ぐのが難しいとは感じないと話す。震災を経験した人が言った言葉を一言一句暗記する訳ではなく、その人がどういう思いだったのか、今どんな気持ちなのかなど、その人の背景の事も含めて受け止めていき語り継ぐのが大切。この語り継ぎというのは環境防災学科ができた時から取り組んでいる活動で今後も続けていきたい、卒業後に地域や社会の防災リーダーとして社会の担い手になるような生徒を一人でも多く育てていきたいと、鈴木先生は今後について語った。

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