「みやぎ中学生・高校生震災伝承プロジェクト」
佐々木夏音アナウンサー 取材リポート
昨年12月21日、多賀城市で「津波伝承街歩き」が行われた。これは中高生の視点でこれからの震災伝承について議論を行う研究会「みやぎ中学生・高校生震災伝承プロジェクト」の一環で、多賀城高校の生徒と気仙沼・石巻にある伝承館で語り部ガイドをしている中高生が参加。
今回行われた街歩きでは、多賀城市を襲った津波の痕跡を辿りながら津波の威力や怖さを学ぶというもので、イオン多賀城店からスタートし「末の松山」を経由、多賀城駅までの1.5キロを歩き、街歩きを先導した多賀城高校災害科学科2年生の生徒が要所で震災当時の様子を話すなどした。
午後からは石川県の輪島高校の生徒がオンライン参加し、これからの震災伝承について考えるワークショップも開催。
今回の「津波伝承街歩き」に参加した生徒からは「本で見るのと違い、現地に行くことで土地の雰囲気を感じられた。同世代で活動する人達と交流できたことが大きかった。」などの声が聞こえた。