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2025年2月10日(月)放送

「マグニチュードについて」
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

マグニチュードは地震の規模を示す尺度で、代表的なものは「気象庁マグニチュード」、「モーメントマグニチュード」の2つがある。
「気象庁マグニチュード」は気象庁などが設置した短周期の地震計で、過去100年のデータが残されていること、即時性が高いという長所があるが、巨大地震の規模を正確に決めることができないという短所がある。
「モーメントマグニチュード」は長周期も含めた広帯域の地震計であるため、地震全体の姿を捉えやすく、地震の規模の推定や断層のずれの規模を推定するのにより精度があるが、地震波形全体を観測しているため測定まで時間がかかってしまうという短所もある。
「気象庁マグニチュード」は地震発生数分で発表する津波警報の第1報や地震・津波情報を発表する場合などに使用され、「モーメントマグニチュード」は南海トラフ地震臨時情報や北海道・三陸沖後発地震注意情報の判断に活用されている。

「出島大橋開通」
高野信さん
林田悟志アナウンサー 取材リポート

昨年12月19日、女川町の離島・出島と本土を結ぶ「出島大橋」が完成。1979年に構想が立ち上がり2017年にようやく工事が始まり昨年開通。これまでは1日に3便の定期船でしか本土と行き来できなかったのが、車で街の中心部まで15分ほどで行くことができるようになった。
福島県郡山市出身の高野さんは郡山市で教員をしていた当時、釣りをするために出島を訪れたのが最初で、海に囲まれ高台から金華山が見える風景に魅了されたそう。
その後は民宿の経営、ボランティアや社会科の教員であった経験を活かし、出島遺跡の整備やトレイルコースの整備に携わってきた。
これからの出島について高野さんは、もともと観光地ではない場所なので、地域おこし協力隊の若い人たちと今の時代に合った魅力的な場所にしていきたいと話した。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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